内容説明
社会が成長を終えた現代、新しい空間の創出は可能か?従来の「建築」だけでなく、フィクショナルな空間における「設計」の事例から、建築や小説の概念を「想像力」で組み替えることで、社会の新たな可能性を開拓する。
目次
序章 “未来”という名のフィクション
第1章 建築/小説/映画の構造的類似、あるいは
第2章 文学の計画
第3章 映画
第4章 建築
第5章 未来
終章 アニー・ホールのために
著者等紹介
鈴木隆之[スズキタカユキ]
1961年生まれ。建築家、小説家。聖ジョセフ大学(マカオ)訪問教授、元京都精華大学教授。元南カリフォルニア建築大学客員教員。京都大学卒業。1987年群像新人文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もふたま
5
建築、小説、映画が紐づけられ、話が次々と展開していきます。建築関係の人が好む本と映画が中心ではあるものの、一般的なものも多く含まれています。当然、大量の注釈になるのですが、章ごとに分けて付いているので参考にしやすいです。勿論、ただの紹介ではなく、ご自身の考えが簡潔にまとめて書かれているので全体を通して難しいと感じることはありません。また、考えの再確認として後押ししてくれるので、読んでいて納得しながら進めることができます。建築関係の人にオススメの一冊です。2018/01/31
夏紀
3
これも先月途中まで読んだ気がする。また読もう。2019/09/01
引用
2
エッセイにしては多少長いと思う2019/09/19
nknskoki
0
①検索一つとっても英語での検索を海とするなら日本語の検索は湖でしかない ②小説においても映画においても建築においても芸術の作り方は元をたどれば全て同じ。場に因子を解き放ちその様子をアルゴリズム的に観察(設計)する。突き詰めればサッカーの監督に似ているかもしれない2020/04/16