内容説明
幻のニホンオオカミを探すため入った山で遭難した兄と妹。百年以上の時空を超え幕末の京都にたどり着く。現代の常識が一切通用しない現実のなかで、やむなく「新選組」の一員として生きていく道を選ぶ二人。気のいい仲間たちと過ごす日々のなかで、やがて二人は現代を生きていた頃に見失っていた「生きることの本当の意味」を見出していく。だが無情にも、“サムライの時代”の終焉はすぐそこまで迫っていた…。人斬りオオカミと呼ばれながらも幕末を颯爽と駆け抜けた「新選組」を新たな視点で描く底抜けに明るく、狂おしいほど切ない青春群像劇。
著者等紹介
伊緒里優子[イオリユウコ]
福岡県出身。福岡大学日本語日本文学科卒業。主に舞台俳優・殺陣講師として活動するかたわら、1999年「紫雲の涯て」より劇団SAKURA前戦の脚本・演出などを担当。以来、ストーリー性を重視した作品を数多く生み出す。2000年からは海外での上演を数多く経験。それ以降、海外での公演を想定したテンポの良い脚本構成に力を入れている。十数回にのぼる海外での経歴を評価され、2016年9月国際アマチュア演劇協会の日本センター事務局長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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