しみ入る心の山頭火

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 104p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784391135978
  • NDC分類 911.36
  • Cコード C0076

目次

山頭火 その句の背景に
ゆふ空から柚子の一つをもらふ
いちりん挿の椿いちりん
うしろすがたのしぐれてゆくか
星があつて男と女
どうしようもないわたしがあるいてゐる
ゆつくり歩かう萩がこぼれる
なみだこぼれてゐる、なんのなみだぞ
お彼岸花の赤さばかり
ほろほろ酔うて木の葉ふる〔ほか〕

著者等紹介

片岡鶴太郎[カタオカツルタロウ]
本名:荻野繁雄。1954年東京都西日暮里生まれ。幼少の頃より役者になることを夢見て、高校卒業後、片岡鶴八に弟子入りする。テレビのバラエティー番組などの出演を重ね、現在はドラマ、映画など様々なメディアで活躍し、日本アカデミー賞最優秀助演男優賞、ブルーリボン助演男優賞などを受賞している。画家としては、1995年初の個展「とんぼのように」を開催。以後、全国各地で開催された個展は、いずれも好評で多くの来場客を魅了し、1998年群馬県草津に片岡鶴太郎美術館、2002年石川県山中・佐賀県伊万里に片岡鶴太郎工藝館、2003年福島県飯坂に片岡鶴太郎美術庭園を開館させた。鶴太郎芸術は絵画にとどまらず、幅広い分野で多彩な才能を発揮している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

書の旅人

8
「うしろすがたのしぐれてゆくか」失意のどん底に堕ちた私を、癒してくれたことの中に、山頭火の句との出逢いがある。「どうしようもないわたしがあるいている」周りの理解も得られず、呆然とする日々が続いた。「なみだこぼれてゐる、なんのなだぞ」たった1枚、娘が描いてくれた私の絵。最近は片親が多いので、敢えて親の絵は描かせないと聞き、落ち込む私のために描いてくれたもの。添えてくれた言葉を見るたび、今も涙が…。「つかれた脚へとんぼとまった」荷受けの仕事をしていた時、周りは田圃なので、沢山のとんぼが飛び交っていた。ふと気づ2016/11/22

hyuga

1
自分の好みだけで、体調すぐれない祖父に山頭火の句集を贈ってしまった数10年前。こんな寂しい句集をと今更ながら思う...。2015/11/27

雨巫女

1
歳を重ねた方が、山頭火の句がしみる。2009/05/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/166115
  • ご注意事項