内容説明
アルセーヌ・ルパンの冒険譚を日本に普及させた功労者の創作探偵小説集、第1弾!海外探偵文壇の動向を伝える評論や海外の警察制度について言及した資料も精選収録。巻末には保篠龍緒の評伝(矢野歩・著)を収める!
著者等紹介
保篠龍緒[ホシノタツオ]
1892(明25)年、長野県生まれ。本名・星野辰男。東京外国語学校(現・東京外国語大学)仏語科卒業後、文部省で社会教育・民衆娯楽調査委員などを務め、映画が民衆に及ぼす影響の調査、映画技術の研究、映画の規制に従事する。1915年、翻訳文学集『セーヌの流』を処女出版。大正中期からモーリス・ルブランの作品翻訳を始め、東京朝日新聞社入社後は、『アサヒグラフ』、『アサヒカメラ』、『映画と演芸』、『日本映画年鑑』などの編集のかたわら、同社を通じてルブランと翻訳権取得の契約を結び、29年には平凡社から「ルパン全集」を刊行した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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