著者等紹介
川村毅[カワムラタケシ]
劇作家、演出家、ティーファクトリー主宰。1959年東京に生まれ横浜に育つ。1980年明治大学政治経済学部在学中に第三エロチカを旗揚げ。86年『新宿八犬伝 第一巻』にて当時26歳の若さで劇作家の登竜門「岸田國士戯曲賞」を受賞。2010年30周年の機に『新宿八犬伝 第五巻』完結篇を発表、全巻を収めた(完本)を出版し、第三エロチカを解散。以降3年間、新作演出による舞台創りを控え、P.P.パゾリーニ戯曲集全6作品を構成・演出、日本初演する連作を完了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nightowl
2
「生きると生きないのあいだ」:便利屋の元へ電話を掛けてくる者は癖のある人物ばかり/ハードボイルド+幻想譚で不思議な味わい。孤独な女性の独白部分が特に冴えている。「ドラマ・ドクター」:シナリオライターにアドバイスをするドクターがいる。様々なライターの出現で起こったのは…/混沌具合が楽しい。最後は収まるべき所に収まった、と言えるかも?「愛情の内乱」:立退き拒否をする母親、お手伝いさん、三兄弟。そしてカメラを回す男。彼らの思惑は絡み合い…/母親役が白石加代子だったとのこと(!)。母と息子の呪縛が苦い後味を残す。2017/04/03
葛
0
2016年5月5日 初版第1刷印刷 2016年5月15日初版第1刷発行 著者:川村毅 発行者:森下紀夫 発行所:論創社 ブックデザイン:奥定泰之 印刷・製本:中央精版印刷 生きると生きないのあいだ ドラマ・ドクター 愛情の内乱2019/08/13