パレーズ・エンド<br> 為さざる者あり

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パレーズ・エンド
為さざる者あり

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  • サイズ 46判/ページ数 505p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784846015084
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

英国が第一次大戦へと突き進んでいく時代、統計局に勤めるクリストファー・ティージェンスは、妻帯の男に孕まされたと恐れた社交界の美女シルヴィアの罠にはまり結婚するが、妻の浮気は絶えない。クリストファーは世間に妻が浮気者だと思われるよりも自分がならず者と思われるほうがましと考える英国紳士。だが、妻を連れ戻す計画を練るために訪れたゴルフ場で偶然出会った女性参政権運動家ヴァレンタインに惹かれていく…。戦争の暴力と男女の欲望を、パラレルに描く。第一次大戦期の英仏を舞台とした傑作長編四部作。

著者等紹介

フォード,フォード・マドックス[フォード,フォードマドックス] [Ford,Ford Madox]
1873年生まれ。父親はドイツ出身の音楽学者Francis Hueffer、母方の祖父は著名な画家Ford Madox Brown。名は、もともとはFord Hermann Huefferだったが、1919年にFord Madox Fordと改名。多作家で、初期にはポーランド出身のJoseph Conradとも合作した。文芸雑誌English ReviewおよびTransatlantic Reviewの編集者として、D.H.LawrenceやJames Joyceを発掘し、モダニズムの中心的存在となった。1939年フランスのDeauvilleで没した

高津昌宏[タカツマサヒロ]
1958年、千葉県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業、早稲田大学大学院文学研究科前期課程修了、慶應義塾大学文学研究科博士課程満期退学。現在、北里大学一般教育部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

127
生まれながらに持てる者と、自分の力で掴み取らなければならない者。安易に肉体の愛に走る者と、踏みとどまる者。良識を保ち卑しさを否定する生き方は、痛みを伴う。しかし、清々しいのではないか。見た目の成功と財産や取り巻きの形成は、同時に虚しさと落ち着きのなさをうむ。イーディスには、安らかな眠りは訪れまい…。夫婦は結局似たものなのかもしれない。クリストファーの潔癖さと、シルヴィアの美しさに私はひかれる。文字の表現だけなのに、息をのむようなシルヴィアの気品に私は酔った。2017/02/11

ケイ

108
第4部まで出揃ったので、第一巻から改めて再読。初読の時の自分の感想を読んで、今と同じだと思った。どうしても憎めないシルヴィア。ヴァレンタインは魅力的だが、ある程度連れ添う事で生まれてくる感情もあり、どう応援したものか…。2巻以降がきちんとあるのが心強い。さて、悪徳が栄えていくのかどうか、見届けなくては。2020/12/31

NAO

68
信じがたいほどのイギリス貴族の誇り高さ。気味が悪くなるほどの上流階級の人々のたちの悪さ、嫌いな人間を徹底的に陥れようとする悪意。個人的には、クリストファーの名門貴族としての矜持に共感しにくいからか、好き勝手なことをして一人騒いでいるシルヴィアの方がまだましと思えてしまうのだが、イギリスでは、クリストファーの考え方を是とする読者も多いのだろうか。どうやら話は、戦前戦後の階級意識・思想の大きな変化を描いていくようだから、クリストファーの考え方をひどく古臭いものにしておく必要があったのだろうか、とも思う。2018/10/21

tera

7
『パレーズ・エンド』は四部作で、この『為さざる者あり』は1作目とのこと。第一次世界大戦前後のイギリスを舞台にした恋愛が描かれる。閉塞感の強いストーリーに加え描写が抽象的で読み進めるのに時間がかかったものの、当時のイギリスの状況が垣間見れて興味深かった。2016/05/24

→0!P!

3
人は相反する性質を持つもの(内部で善が悪を超克させねば)・母が戦争私生児を題材に文章を書こうとするがティージェンスにあまりにも少ない事象だと笑われる・ワーテルローに関する記事の協力要請のため電話したらシルヴィアから譴責される「既にマクマスター夫人と不貞関係にあるのに!」(ティージェンスが出兵しようとしているのを知る)・エドワード帰宅し恒例に反して酒屋にビールを買いに行く(マクマスター夫人とティージェンスのことを妄想)・ティージェンスからの電話「英兵は慎むか当たって砕ける」・陸軍省へ向かう(節約のため歩いて2023/12/31

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