内容説明
解剖用死体保管室で、失踪中の美人秘書が遺体で発見された。医学部長のコールダーはリチャード・タック警部補に事件の調査を依頼するが…フェアで自然なパズルが楽しめる、ファン待望の本格ミステリー!
著者等紹介
ルイス,ラング[ルイス,ラング] [Lewis,Lange]
1915‐2003。本名ジェーン・ルイス・ブランド。アメリカ、カリフオルニア州生まれ。絵や漫画の書き手であった父親の影響で幼少期から芸術家を志し南カリフォルニア大学で、映画や演劇を専攻する。卒業後はロサンゼルスで店員や銀行の出納係として働き1942年に『友だち殺し』で作家としてデビュー。44年にはジェーン・ベイノン名義でサスペンスを、70年代には本名で普通小説を発表している
青柳伸子[アオヤギノブコ]
青山学院大学文学部英米文学科卒業。小説からノンフィクションまで、幅広いジャンルの翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Meg Mog
10
可もなく不可もなく…つか登場人物のジョニー・グリーンウッドてradioheadやんけ!それがずっと気になって気になって…ジョニーがやった事?別にええんでないのって感じ。タックの速記はもっと活用されるかと思ってたら。大男がお花の落書きとか萌える←2019/11/15
nightowl
1
華やかなりし学生生活はもう帰らないという哀感に満ちた読後感が切ない。警部補の優しさに心打たれる。締め方が良いのでデビュー作特有の詰めの甘さも帳消しになった。「死のバースデイ」と併せて読むと外れが余り無さそうなので、残りの3作(特に前出作品の解説を読むと気になる最終作!)どれも完訳されればと願う。2015/10/01
チェス
0
面白く読みやすかったです。2016/01/23
kanamori
0
☆☆☆2015/08/17
senyora
0
翻訳ものは名前を覚えるのが大変だけど、この作品は苦労しませんでした。米国社会を眺めるのも面白かった。会話には教養とユーモアが必要なのね。最後の文でホッとしました。2015/08/21