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内容説明
昭和初期、日本と欧州を航空機で連絡しようとする遠大な計画があった。企画したのは満洲航空の永淵三郎と、ルフトハンザ社のガブレンツ男爵。敗戦により夢は挫折したが、戦後永淵の多くの部下が活躍し、今日の民間航空業界繁栄の一翼を担った。広大な内蒙古の地を舞台に、戦前から戦中にかけ軍部・政界・財閥を動かして「永淵構想」を実現させるべく汗と血を流した、若き男たちの冒険譚。
目次
ベルリンでの円卓会議
満洲とドイツの紺碧の空
鶴はパミールを越えて東方へ飛翔す
内蒙古・アラシャン沙漠に暗雲漂う
関東軍「隆吉公司」の野望
弱水に嵐吹きあれて
馬将軍は割拠す
中東の熱風のただ中で
「日の丸機」西へ飛ぶ
欧州から「富士山」を目指して飛来す
空の架け橋つながらず
北支高原に咲き乱れる罌粟の花
空の巨人・永淵三郎
著者等紹介
杉山徳太郎[スギヤマトクタロウ]
1941(昭和16)年、東京都千代田区生まれ。立教大学法学部卒業。京都に本社のある(株)川島織物に3年間勤務後、1912年創業の家業の室内装飾業を継ぎ、(株)スガハラの三代目。1986(昭和61)年より中国を訪れ、新疆ウイグル自治区11回を含め、18回調査旅行を実施した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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