内容説明
連続殺人でロンドン市民を恐怖の底に陥れている謎の犯罪集団“クリムゾン・サークル”を超能力探偵イエールとロンドン警視庁のパー警部が追う!SF小説の金字塔キングコングの原案をてがけた、エドガー・ウォーレスによる痛快娯楽悪党小説!
著者等紹介
ウォーレス,エドガー[ウォーレス,エドガー] [Wallace,Edgar]
1875‐1932。本名リチャード・ホレイショ・エドガー・ウォーレス。英国、ロンドンのグリニッジで俳優の両親の間に私生児として生まれる。印刷所や靴屋、牛乳配達など様々な職を転々とし、第二次ボーア戦争では、ロイターの南アフリカ通信員を努める。その後、ロンドンに戻り、デイリー・メール紙や数々の新聞社で編集、執筆に携わる。きわめて多作な作家で、1920年代、当時イギリスで読まれる書物の4分の1はウォーレスの作品だといわれたほど
福森典子[フクモリノリコ]
大阪生まれ。幼少期より通算10年の海外生活ののち国際基督教大学卒業。企業勤務を経て翻訳を志し、インターカレッジ札幌ほかで学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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星落秋風五丈原
30
処女長編作『正義の四人』では「読者に挑戦!」スタイルを採って本にエンディングを載せず「結末を推理できたら500万ポンドの懸賞金を出す」と広告したそうだがあまりにも正解者が多くてかなりの損失を被ったそうだ。ミステリとしてはあまりに簡単かつ単純だったのか。17年経って書かれた本作はさすがに簡単に犯人を当てさせない。世間は超能力探偵イェールを盛んにもてはやし、パー警部への風当たりは強くなる一方だ。それは多分に、彼の外見が影響している。「警察の仕事にはあまりにも不向きな容姿」「ずんぐりした男」など言いたい放題。 2015/10/12
颯奏
0
☆2015/07/14
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- 和書
- 仮名草子の文学的研究