内容説明
体力自慢で病気知らずの団塊男子Mに、突然の咽頭癌発症。勧められて知って“ぬか風呂”を自宅に設置し、ユニークでグルメな闘病生活が始まった!90年代ロシアの支援活動に奔走し、ロシアとともに生きた男の半生をパートナーの視点から描いた、胸に迫る追悼のドキュメント。
目次
1章 右顎のしびれ―抗癌剤も放射線も効かない上咽頭癌
2章 M家の人びと―孝行息子のプロジェクト
3章 事業とソ連反体制派支援―人助けなら元気が出る
4章 一九九〇年代混乱のロシアへ―現地取材と「援助/交際」
5章 肺に転移―心が身体を召し上げる
6章 糠風呂サロン―二〇〇人を巻き込んでグルメな闘病
7章 胸に転移―放射線科で『終着駅』を歌う
8章 ガンマナイフ手術―M姉への手紙
9章 会社は閉じたくない―一二トンの家財ガラクタを処分
10章 ホスピスが最初で最後の贅沢―呼気で始まり吸気で終わる
著者等紹介
片岡みい子[カタオカミイコ]
翻訳・ライター。新潟県生まれ。1975年、東京外国語大学ロシア科卒業。70年代半ばよりソ連の体制批判派を擁護する運動を始め、90年代に取材や支援活動で頻繁に訪露(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 近世武家政権成立史の研究