内容説明
密室トリックに意欲を見せた作家。休刊直前の雑誌『幻影城』が予告して幻に終わった特集作家の創作を初集成。週刊誌連載の異色作“女シリーズ”併録。
著者等紹介
千葉淳平[チバジュンペイ]
1924(大13)年生まれ。1946(昭21)年、東京大学工学部物理工学科卒業。その後、玉川大学講師、社団法人発明協会調査課長、精密機械製作所調査室長などを経て、テレビ局のプランナーを務めながら科学記事を執筆。1963年、宝石短篇賞に投じた「或る老後」「ユダの窓はどれだ」が共に『宝石』臨時増刊号に掲載され、その二作が同賞一席入選。その後は週刊誌や大衆小説誌にも進出したが、1964年、『宝石』の終刊と踵を接するようにして筆を断つ
横井司[ヨコイツカサ]
1962年、石川県金沢市に生まれる。大東文化大学文学部日本文学科卒業。専修大学大学院文学研究科博士後期課程修了。95年、戦前の探偵小説に関する論考で、博士(文学)学位取得。現在、専修大学人文科学研究所特別研究員。日本推理作家協会・本格ミステリ作家クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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