内容説明
豊臣五大老のひとりとして「関ヶ原合戦」(1600年)で敗退するまでの秀家と、八丈島への流罪第一号(1606年)となった秀家を、“過去と現在”の視座よりとらえ、お豪への想いを軸に、人間秀家を描き出す!
著者等紹介
縞田七重[シマダナナエ]
千葉県出身。日本大学芸術学部放送学科卒業。広告代理店勤務の後、フリーのシナリオライターとして映画・TV台本、劇画原作などを執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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moku324
2
戦国武将、宇喜多秀家の生涯を書いた良本。 別名久福が植えた松は今も八丈島で力強く生き続けている。 戦国の世、勝った側が正義、しかし、負けた側にも正義がある。 宇喜多秀家の正義、それは自問自答のなか誰よりも生き続けたということなのだろう。2016/03/05
moku324
1
戦国の貴公子、宇喜多秀家。 関ヶ原の戦いで敗戦し34歳で死罪を免れ八丈島へ流罪の刑に処されました。そこから赦免されても本土には帰りませんでした。徳川家康に戦で負けても武士としての誇りは負けたくないという誇りを感じました。正しい生き方とは何なのか。再読してもまだ理解出来ません。2022/04/16
Tadasu Nunotani
1
2、3箇所史実誤認?に思える箇所がありましたが 文章もさらりとして面白かったです。2014/11/10
パキパキ3
1
島に流された秀家の絶望と希望の間に揺れ動く様子がよかった。希望を見出せなきゃ八丈島に50年も生きられないよね。2014/10/01
散りいぬ
0
感動して泣きそうになりました読みやすく心情も細かく描かれてあり一気に読破してしまいました。400年前でも同じ人間なのだなあとまたより一層知りたくなりました。本当に良かったです。2015/11/06