内容説明
手がかり索引付き本格長編「幽溟荘の殺人」、探偵作家クラブ吉例・犯人当て小説「夢魔」、トリッキーな「52番目の密室」など、本格ミステリの醍醐味を満載した作品集。読者への挑戦!
目次
創作篇(幽溟荘の殺人;愛の殺人;52番目の密室―情痴の殺人;夢魔;三味線殺人事件 ほか)
評論・随筆篇(探偵小説の「益」に就いて;恋人探偵小説;履歴詩;吉例「犯人当て」への註文;一つの刺戟 ほか)
著者等紹介
岡田鯱彦[オカダシャチヒコ]
1907(明40)年、東京生まれ。本名・藤吉。東京帝国大学国文科卒。名古屋陸軍幼年学校教官を経て、49(昭24)年から東京学芸大学教授に就任。定年後は聖徳学園短期大学教授を務める。49年、ユーモア小説「天の邪鬼」が懸賞に当選。同年、「妖鬼の呪言」が『宝石』短篇懸賞の選外佳作に、「噴火口上の殺人」を『ロック』の懸賞に1席入選。本格長編の他、怪奇幻想作品を発表するなど、作風の幅は広い。62年で創作は途絶え、73年に活動を再開したが、76年の捕物帳連作を最後に再び沈黙した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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