内容説明
ジェイムソンの「歴史」という問題は、アドルノの「全体性」をどのように見つめるのか。ポストモダンという問題のなかで浮かぶ新たなるアドルノの姿―。
目次
序論 時の流れの中のアドルノ
第1部 概念の破滅的魅力(同一性と反同一性;弁証法と外在的なもの;社会学と哲学的概念 ほか)
第2部 船の漕ぎ手の寓話(客観的なものへの偏向;芸術の罪;左翼芸術の浮沈 ほか)
第3部 モナドの生産性(唯名論;仮象の危機;物象化 ほか)
結論 ポストモダンにおけるアドルノ
著者等紹介
ジェイムソン,フレドリック[ジェイムソン,フレドリック] [Jameson,Fredric]
1934年生まれ。アメリカ合衆国オハイオ州クリーブランド出身の比較文学者、文学理論家。イェール大学で博士号を取得し、現在はデューク大学の教授。最初の著作はサルトル研究だった。その後、フランクフルト学派やアルチュセールなどの西欧マルクス主義の成果を積極的に取り入れ、英語圏を代表するマルクス主義の理論家として文学批評・文化批評に関する多くの著作を刊行している。現在は、ポストモダン・アートなども研究対象として、幅広い分野で批評活動を展開している
加藤雅之[カトウマサユキ]
1958年生まれ。現在、神戸大学教授。専門は英語教育
大河内昌[オオコウチショウ]
1959年生まれ。現在、東北大学教授。専門は英文学
箭川修[ヤガワオサム]
1959年生まれ。現在、東北学院大学文学部教授。専門は初期近代イギリス文学
齋藤靖[サイトウヤスシ]
1963年生まれ。現在、熊本大学准教授。専門はアングロ・アイリッシュ文学、英文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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