内容説明
粘土のように変幻自在の顔をもつ怪盗クレイ大佐。その標的は「アフリカの百万長者」こと大富豪チャールズ・ヴァンドリフト。イギリス、フランス、アメリカと、世界を舞台にした二人の対決の幕が開く!「クイーンの定員」に選ばれた名短編集を“ホームズのライヴァルたち”シリーズ第六弾として刊行。
著者等紹介
アレン,グラント[アレン,グラント][Allen,Grant]
1848~99。カナダのオンタリオ州生まれ。オックスフォード大学を卒業後、ジャマイカの大学等で教鞭を執った。その後はイギリスに戻り、多くの作品を発表した
松下祥子[マツシタサチコ]
上智大学外国語学部英語学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ヴィオラ
2
まるで粘土の様に顔かたちを作り変え(変装す)る事から「クレイ大佐」と呼ばれる謎の男が、強欲で見栄っ張りな億万長者チャールズ・ヴァンドリフトを騙し、手玉にとり、その資産をかすめ取っていく話。ミステリマガジンで読んだ「チロルの城」は、二人のやり取りの1エピソードでしかなくて、その前もその後もチャールズはクレイ大佐にしてやられまくっています(/_<) 一応、嫌な金持ちをやっつけるロビン・フッド的な話らしいのですが、チャールズがそんなに悪人に思えず、いまひとつ爽快感は無かったなぁ。2012/11/10
鬼怒川
0
シーモア秘書可愛い2016/08/03
kanamori
0
☆☆☆2014/09/23
一柳すず子
0
南アフリカ人の百万長者が、詐欺師に何度も騙されてお金を持っていかれる。かといってピカレスクものでもなく、イングランド人が南アフリカ人を田舎者として下に見てる感じもしてなんか楽しめなかったなあ。2014/01/13
B. S. Junkie
0
"THE MOST DANGEROUS ANIMAL IN THE WORLD"というフレーズを思い出す。無論それは人間にとって、という意味で。●この小説に出てくる人物は、司法に関わり、なすべきことを行ったもの以外はすべて愚か者である。●不本意な二者択一をするなら、サー・チャールズとクレイ大佐のどちらを選ぶか。騙されたくなかったら、そのような状況にならないのが一番。●一度は読んでおいて損のない小説かもしれない。(登場人物に感情移入したい方は除く)2021/12/20
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