内容説明
アメリカ、アフリカ、ヨーロッパ、アジアなど、19世紀から20世紀にかけて、そこには「移動と革命」の時代があった。ディアスポラたちが紡ぐ歴史とはなにか。
目次
「移動と革命」への序
戦間期アフリカ系アメリカ人、共産党と出会う―アメリカ史におけるブラック・ディアスポラと国際共産主義
「スーダン人ディアスポラ」の系譜―ハイチ革命、「パン・アフリカニズム」、共産主義
エメ・セゼール『帰郷ノート』におけるネグリチュードの射程
フランツ・ファノンの実存主義―疎外論批判からナショナリズム批判へ
フランスの移民と左派―共闘の条件と課題
日本のウーマン・リブとアジア―侵略=差別と闘うアジア婦人会議とアジアの女たちの会を中心に
一九〇〇年前後における日本の移民問題と片山潜―労働者の国際的連帯をめぐって
革命家と首相の見たアフリカとカリブ海域―C.L.R.ジェイムズ『ブラック・ジャコバン』とエリック・ウィリアムズ『コロンブスからカストロまで』を中心に
グローバル化とコミンテルン像の再考―ボルケナウ『世界共産党史』、マクダーマット/アグニュー『コミンテルン史』〔ほか〕
著者等紹介
小沢弘明[オザワヒロアキ]
中東欧現代史、千葉大学教授
三宅芳夫[ミヤケヨシオ]
哲学・思想史、千葉大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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