内容説明
宮廷に来て数ヶ月、国王の寵愛を得たキャサリンは、貧しいカトリック教徒たちを虐げる権力者トマス・クロムウェルと激しく対立する。一方、アン・オブ・クレーヴズとの縁組を進めたことでヘンリー八世の不興を買ったクロムウェルは、クレーヴズ公の離反、部下たちの裏切りにも悩まされるが、一発逆転、キャサリンの元恋人カルペパーを利用してキャサリンの追い落としにかかる。ヘンリー八世と、その五番目の王妃をめぐる歴史ロマンス三部作。
著者等紹介
フォード,フォード・マドックス[フォード,フォードマドックス][Ford,Ford Madox]
1873年生まれ。父親はドイツ出身の音楽学者Francis Hueffer、母方の祖父は著名な画家Ford Madox Brown。名は、もともとはFord Hermann Huefferだったが、1919年にFord Madox Fordと改名。多作家で、初期にはポーランド出身のJoseph Conradとも合作した。文芸雑誌English ReviewおよびTransatlantic Reviewの編集者として、D.H.LawrenceやJames Joyceを発掘し、モダニズムの中心的存在となった
高津昌宏[タカツマサヒロ]
1958年、千葉県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。早稲田大学大学院文学研究科前期課程修了、慶應義塾大学文学研究科博士課程満期退学。現在、北里大学一般教育部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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きりぱい
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