能は死ぬほど退屈だ―演劇・文学論集

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能は死ぬほど退屈だ―演劇・文学論集

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  • サイズ B6判/ページ数 326p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784846010584
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

能から現代演劇へ。近代文学から現代文学へ。はば広く鋭いまなざしから生まれる珠玉のエッセイ集。野坂昭如との対談を収録。

目次

演劇篇
学問・文藝篇
生活篇
社会篇
受賞作篇―受賞作を読む
対談 四十男はもてるのか?(対談 野坂昭如)
歌壇・俳壇化する演劇―あとがきにかえて

著者等紹介

小谷野敦[コヤノトン]
1962年茨城県生まれ、埼玉県育ち。本名読みあつし。1987年東京大学文学部英文学卒。1997年同大学院比較文学文化博士課程修了、学術博士。1990~92年カナダのブリティッシュ・コロンビア大学に留学。1994年より99年まで大阪大学言語文化部講師、助教授、国際日本文化研究センター客員助教授などを経て文筆業。著書に『聖母のいない国』(河出文庫、サントリー学藝賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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安南

38
斜め読みだけど、おもしろかった。この著者の本は今のところハズレなし。村上春樹に私小説書いてもらいたいらしい。私小説、好きなんですねー。村山由佳については、なんていうか…ホッとした。彼女が賞を取るとき、必ず選考委員に渡辺淳一がいるって書いてあるけど、じゃ、これからは、無理なのかな?著者が彼女を《美人》作家と認識しているのには驚いた。2015/01/21

オールド・ボリシェビク

2
いつ読んだかは忘れたが、再読だ。奥付は2010年11月。たぶん、出て間もなく読んだと思う。小谷野敦の著作、自宅に転がっているとつい、手に取って読み始め、そして最後まで読んでしまうのだ。なぜか、その粘着的な文章に惹かれてしまうのだな。これは演劇論および文学論をまとめた一冊。野坂昭如との対談まである。村上春樹批判のスタンスなど、ブレは全くないことに感心する。2022/06/12

カツェ

2
空気を読まない男によるすべらない話、という印象。なんとなく祭り上げられてる人(平田オリザとか野田秀樹とか白川静とか森見登美彦とか村上春樹とか)にも容赦なく絡んでいくのでハッとする。しかも自分の人生を切り売りしながら。「演劇評論家挫折の記」を書いてるけど、演劇評をもっと読みたいと思った。2012/08/27

厩戸皇子そっくりおじさん・寺

2
面白かった。どの文章も刺激的。教わる事も多かった。武藤康史との楽しい一夜の話は思わず頬が緩んだ?。2011/02/04

tekesuta

1
村上春樹は読んだことがないので妥当かどうかわからない。でも「村上春樹は私小説を書くべきである」という文章にはずいぶん興味深く読まされてしまった。猫猫先生は病跡学じゃないけれど、ファンタジーより、それを書かせる背景の事実のほうに興味があるんだな。私小説擁護の理由がそのことにあるのかしら?などと想像してみた。 2013/01/23

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