内容説明
1950~60年代前半、左翼の洗礼を受けた若者たちは新生中国に夢を託した…岩波書店の元社員が語る、愛憎に満ちたもう一つの「日中友好」史。
目次
1 はじめての訪中で折り紙つき親中派に
2 文化大革命支持で党除名
3 二度目の訪中、文革の見直し
4 改革開放、天安門事件、「日中友好」との訣別
5 江沢民反日政策への疑問、「拉致」の打撃
6 幻想の「日中友好」
7 中国点描
著者等紹介
長島陽子[ナガシマヨウコ]
1929年東京神田に生れる。東京女子大学国語科卒業後、岩波書店に入社。書籍の校正、辞典の編集・校正に従事。1959年4‐5月、日本青年婦人訪中代表団に加わり訪中。以後日中友好運動に挺身したが天安門事件で日中友好協会を脱退。以後はもう一つの視点で日中交流を模索。1991年岩波を退職。1985‐93年東京YWCA市ヶ谷砂土原センターで中国帰国者に日本語を教える。1993‐94年北京の人民中国雑誌社に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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