内容説明
主人公のミコは、どこかの国から来た一人のおじさんと縁日で出会う。お寺の境内で店を出している彼が売っているものは、なんと「考え」だった。考え売りから「考え」を買った彼女の周辺には、すこしずつ変化が起こりはじめる…。『経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか』の著者が、情報だらけの現代に生きるすべての人に贈る心温まる物語。
著者等紹介
ラミス,C.ダグラス[Lummis,C.Douglas]
1936年、サンフランシスコ生まれ。カリフォルニア大学バークレー分校卒業。専攻政治学。1960年に海兵隊員として沖縄に駐留。61年に除隊。80年津田塾大学教授。2000年3月、同大学を退職。現在は沖縄を拠点とし、執筆や講演などを中心に活躍。著書に、『ラディカルな日本国憲法』、『憲法と戦争』(晶文社)、『ラディカル・デモクラシー』(岩波書店)、『経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか』(平凡社)などがある
知念ウシ[チネンウシ]
1966年那覇市生まれ。津田塾大学学芸学部、東京大学法学部卒業。共著にまぶい組編『沖縄キーワードコラムブック2』(沖縄出版)、まぶい組編『私の好きな100冊の沖縄』(ボーダーインク)、「私の天皇体験」栗原彬他編『記録・天皇の死』(筑摩書房)。その他、『ワンダー』(ボーダーインク)、『新沖縄文学』(沖縄タイムス社)にエッセイなど。翻訳に『沖縄内移設の可能性』真喜志好一他著『沖縄はもうだまされない』(高文研)など
村上勝美[ムラカミカツミ]
1948年福岡生まれ。彫刻家。1970年日大芸術学部卒業後、70~71年ミラノ(イタリア)のブレラ校に留学。88~89年米国ウェストワシントン大学にvisiting artistとして滞在、制作。99~2000年米国フェアフェブン大学にartist residenceとして滞在、彫刻講座をもつ。00年NA-BALON(サンクリストバル・デラス・カサス)メキシコにvisiting artistとして滞在、制作。その他、日本、米国、メキシコで個展多数
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