内容説明
今日から長い休みが始まる!わくわくするロビンとジャック。だが、川岸で見つけた洞穴の中で二人が目にしたものとは…。そこから始まる二人の探偵劇!英国黄金時代の巨匠クロフツが残した唯一のジュニア・ミステリ。鉄道にまつわる謎やフレンチ警部の登場などファン必読の一冊。初版本に収録された挿絵を完全復刻。ヴィンテージ・ジュヴナイル第一弾として刊行。
著者等紹介
クロフツ,フリーマン・ウィルス[クロフツ,フリーマンウィルス][Crofts,Freeman Wills]
1879~1957。アイルランド、ダブリン生まれ。17歳から鉄道会社に技師として勤務する。40歳のとき大病を患い、療養中にデビュー作となる『樽』(1920)を執筆
井伊順彦[イイノブヒコ]
1955年生まれ。早稲田大学大学院博士前期課程(英文学専攻)修了。英文学者。トマス・ハーディ協会、ジョウゼフ・コンラッド協会、バーバラ・ピム協会(いずれも英国)各会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ホームズ
5
F・W・クロフツの唯一のジュブナイル。ジュブナイルということで複雑なトリックや残酷な殺人とかはおきない大人しめの作品でしたね(笑)しかしロビンとジャックのコンビの行動力が(笑)かなり無茶をやっている気がしますが(笑)フレンチ首席警部も登場しましたがそこは警察に任せるように説得する所では?(笑)全体としては楽しめるいい感じの作品でした(笑)2011/04/06
カーゾン
1
L:ジュヴナイルものだけど、勇気ある子供たちの活躍を楽しめながら読めました。自分も鉄道好きなのでクロフツ自身の経験を活かしたシーンが沢山出てきたのも嬉しい。2011/05/01
J・P・フリーマン
1
探偵活動にあこがれるロビンと鉄道大好きのジャック。この2人が純粋に自分の趣味を楽しんでいるのがよかった。鉄道関係の描写はクロフツらしくかなり詳しく書かれていました。フレンチ主席警部が出てきててびっくり。2015/10/02
みい⇔みさまる@この世の悪であれ
1
☆×4.5…クロフツ唯一の「ジュブナイル」です。子供向けなのでひねくれたトリックは存在しません。しかしながら小さな名探偵ロビンの勇気にはびっくりしてしまいます。子供向けとはいえ、侮れませんな。ちゃんと捜査の初歩もやっていますし。2010/06/18
ホームズ
1
密売グループのついせきにロビンの友人ジャックの妹誘拐事件。夏休みの冒険って感じで面白かったです(笑)フレンチ主任警部とフレンチの甥シリルの登場もうれしかった(笑)2009/04/17