論創ミステリ叢書<br> 横溝正史探偵小説選〈1〉

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論創ミステリ叢書
横溝正史探偵小説選〈1〉

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  • サイズ A5判/ページ数 556p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784846007232
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

新発見原稿「霧の夜の出来事」ほか、横溝ルパン大活躍!単行本未収録作、ここに一挙収録。

目次

創作・翻案篇(霧の夜の出来事;ルパン大盗伝;海底水晶宮;恐ろしきエイプリル・フール;化学教室の怪火 ほか)
評論・随筆・読物篇(ビーストンの面白さ;創作探偵小説集『心理試験』(新著評判)
幽霊屋敷
私の死ぬる日
ビーストンに現れる探偵 ほか)

著者等紹介

横溝正史[ヨコミゾセイシ]
1902(明35)年、神戸市生まれ。本名正史。神戸二中卒業後、銀行勤務。21(大10)年「恐ろしきエイプリル・フール」が『新青年』懸賞に入選。同年、大阪薬学専門学校入学。卒業後は薬種業を営んでいたが、26年、江戸川乱歩の招きで上京し、博文館に入社。32(昭7)年、退社して創作に専念しようとしたが、翌年咯血。療養後の35年、「鬼火」で再起を果たす。45年、岡山に疎開。終戦後、長編「本陣殺人事件」を『宝石』に連載。同作品で第1回探偵作家クラブ賞(現・日本推理作家協会賞)を受賞。76年、勲三等瑞宝章を叙勲。81年(昭56)病歿

横井司[ヨコイツカサ]
1962年、石川県金沢市に生まれる。大東文化大学文学部日本文学科卒業。専修大学大学院文学研究科博士後期課程修了。95年、戦前の探偵小説に関する論考で、博士(文学)学位取得。『小説宝石』で書評を担当。現在、専修大学人文科学研究所特別研究員。日本推理作家協会・日本近代文学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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かずぼう

21
横溝正史と江戸川乱歩の関係、若き横溝の作品を見い出した乱歩、その恩人?に横溝が一歩も引かずダメ出しするとは。70年代横溝ブームありましたね、犬神家の一族、八ツ墓村、独特の世界観と何故か懐かしさを感じた3点/52022/03/27

寒っ!!

6
まだ読んでいなかった作品がこれだけあったんだ。金田一とは違った作風のものばかりだ。ルパンものなんかも開き直った感じの内容でなかなか。2018/05/31

カニック

5
金田一耕助が出てこない未読作品がいっぱいで楽しめました。エッセイも収録されており、正史の違った一面も垣間見れて良かったです。2024/04/09

冬至楼均

2
やはり目玉は横溝ルパン(但し翻案)。どちらも原作(の翻訳)は読んでいる筈なんだけど、さほど違和感なく読めました。2011/04/10

ホームズ

2
ルパンの翻案は面白かったです(笑)しかし設定はパリなのに登場人物がみんな日本人の名前なのが(笑)蟹丸警部って(笑) 他の短編も普通の探偵小説とは違って面白かったです(笑)『卵と結婚』とか良かった(笑)評論や随筆も小説からはわからない事も読めて良かったです。2009/02/15

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