内容説明
古本をめぐる冒険。これまで知られざる数々の物語を“古本”に焦点をあてることで白日のもとに照らしだす異色の近代=出版史・文学史・文化誌。
目次
『未だ王化に染はず』の真の作者は誰か
倉田卓次と『カイヨー婦人の獄』
講談社版『世界名作全集』について
松本泰と松本恵子
偕成社と児童書
真善美社と月曜書房
阿蘭陀書房と『異端者の悲み』
ハヴロック・エリスと『性の心理』
天佑社と大鐙閣
川漁師とアテネ書房の『「日本の釣」集成』〔ほか〕
著者等紹介
小田光雄[オダミツオ]
1951年静岡県生まれ。早稲田大学卒業。出版社の経営に携わる。論創社ホームページに「出版状況クロニクル」を連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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rbyawa
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i098、最初はちょっと主題がわかりにくかったがこの人は中小出版社を中心に調べているということになるかな? 円本もせめて一覧が欲しい、この規模の出版社は出版リストを作るべきだなどなど、全体的になんとなく研究気質。そしてまあ、思い入れを中心に綴られる傾向のある「文学史」とは対照的、そしてあと、あくまで古本屋で手に入る本が情報源なのでこの出版社も謎、この出版社は多分関係会社、この人はこの本で経歴が語られているがこの出版社のところだけ欠けているなど、まあ、あっちこっちで放り出しているので、誠実な研究態度だよな。2018/11/11