内容説明
知られざる魂の雄叫び、病苦、永遠に叶わぬ恋と夢。54歳、その死の寸前「歓喜の歌・第九」創造の闘い。楽聖ベートーヴェンの波瀾万丈の生涯を活写する。
目次
第1章 十八歳までのルートヴィッヒ
第2章 四大・ピアノ・ソナタ
第3章 重厚長大の大失敗ッ!オペラ『レオノーレ』から性転換!?『フィデリオ』へ
第4章 ヴァイオリン・ソナタとヴァイオリン協奏曲
第5章 怒鳴りまくりました―音楽のために―告訴しました―名誉のために―喧嘩しました―お金のために―でも、ゴッホさんのように気は狂いませんでした
第6章 交響曲1~9+10(未完)とミサ・ソレムニス
第7章 あゝ、我が甥っ子カール・ヴァン・ベートーヴェン君よッ!
第8章 即興天国、万歳ーイッ!これが音楽ぞッ!
第9章 聾質だけではなかった呪うべき病苦、病魔―腸カタル、脾臓、黄疸、肋膜炎、肺炎、肝硬変、そして、天然痘、…あゝ、もう沢山ッ!
第10章 ベートーヴェンあなたの神は、誰?―どうやら、イエス・キリストじゃないらしい!?
著者等紹介
岡田豊[オカダユタカ]
劇団俳優座演出部出身。銀座みゆき館劇場・第1回戯曲賞1位。オペラ、オペレッタ等、楽劇の脚本・演出を務める。『カルメン』『椿姫』『ボッカチオ』『天国と地獄』等、多数の作詞、脚本、演出、美術を。日本人で唯一のSSDC(全米舞台演出家協会ステージ・ディレクターズ・ユニオン)正会員。日華文化協会・理事。近年、十数年に及ぶシリーズ・コンサート「日本の名歌」を上野奏楽堂、東京文化会館、その他全国各地で公演、その構成、解説、講演にて多大の観客を集め、支持を得る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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