目次
さようなら父母の国
出会いから結婚まで
波間を越えてカルカッタへ
夫の家族との初対面
八世紀以来の由緒あるタゴール家
嫁としてデビュー
主婦見習い
夜明けから夜中までかまどの火は消えず
家事分業あれこれ
中傷は同胞から〔ほか〕
著者等紹介
タゴール暎子[タゴールエイコ]
1936年東京に生まれる。1958年Sandip K. Tagoreと結婚。1960年青山学院大学英米文学科卒業。1974年Oxford, Someruille collegeにて英文学研修。追手門学院大学経済学部講師。日本ペンクラブ、日本文芸家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まおしお
1
旅行本に紹介されていた本。インド旅行後、図書館で借りて読む。1960年インド人の男性と結婚してタゴール暎子となり、インドで生きた女性のノンフィクション。 インドは現在もカースト制があり、旅行中もカースト下層の人達が就ける職業、住む場所も制限があると知り、未だに⁈ という思いが強く残った。著者の結婚相手はカースト最上位のバラモンに属し詩聖ダビンドラ・ナート・タゴールの家系。初めは日本人という事で受け入れ側の反発もあるが、徐々に由緒あるタゴール家の嫁として受け入れられてゆく。 大切なのは人柄。身分制度は不要。2024/04/05