内容説明
“9・11”から2年、ブッシュ米政権の“対テロ世界戦略”に組み込まれた南米コロンビア。左翼ゲリラvs国軍+極右準軍部隊の戦闘が今も続き、驕れる麻薬資金が乱れ飛ぶ。40年に及ぶ泥沼の内戦に、真の出口はあるのか。
目次
序章 緑の魔境―早田英志の世界
第1章 歴史―群雄割拠への道
第2章 ゲリラ登場―寡頭体制への挑戦
第3章 FARC南下―辺境で自治支配
第4章 麻薬マフィアとAUC―内戦の複雑化
第5章 米国の戦略―陰謀の八〇年代
第6章 麻薬戦争―恐怖と腐敗の極致
第7章 大統領麻薬汚染―失われた四年間
第8章 コロンビア計画―和平路線の敗北
第9章 ウリベ現体制―虎の威を借る政権
第10章 周辺諸国の動向―麻薬戦域の拡大
別章 コロンビア経済―崩れた安定神話
著者等紹介
伊高浩昭[イダカヒロアキ]
ジャーナリスト。1943年東京生まれ。66年早稲田大学政治経済学部新聞学科卒業。67年から共同通信社のメキシコ通信員・駐在員、外信部員、那覇支局員、ヨハネスブルク支局長、マルビーナス(フォークランド)戦争特派員、リオデジャネイロ支局長、外信部次長、編集委員、記事審査委員などを務め、2003年、同社を退社、フリーランサーに。東京在住
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