内容説明
ランゲ、ピグウら西欧の経済学者に先駆けてマルクス『資本論』第一部第一章第四節へ深く分け入って“ロビンソン物語”の中に「配分原理」を発見。
目次
マルクスのロビンソン物語(マルクスのロビンソン物語;配分原理;配分原理の拡充;配分学説史考)
諸家の批評に答ふ(労働還元の一問題;マルクス主義批評家の一例について;別種の『配分思想』について;日本的マルクス主義批評の特性について;マルクス・ロビンソンの再発見;配分比例の規制要因は何か;なにゆゑにマルクスを読むか)
著者等紹介
大熊信行[オオクマノブユキ]
1893年山形県米沢市に生まれる。東京商科大学卒業。小樽高等商業学校教授、高岡高等商業学校教授、東北帝国大学講師を経て、戦後、富山大学教授、神奈川大学教授、創価大学教授を歴任。山形県地方労働委員会の初代会長もつとめる。経済学博士。1977年米沢市にて歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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