内容説明
未公開資料に基づき、平田篤胤の人間と思想に迫る。神道・国学・民俗学・キリスト教・仏教・天文学・蘭学等、博覧強記ゆえに誤解され、理解されなかった実像を語る入門書。
目次
誤解されてきた篤胤を見直す
西洋科学を学んだ復古学者
学者の家の四男として生まれる
九死に一生を得た宗教体験
世界最高レベルの大江戸文化
苦学生活と学者人生のスタート
日本文化発祥の原点に立って
愛妻織瀬の死・霊魂と幽界
西洋的宇宙論と日本の古学論争
「天之石笛」と気吹舎の発展
自然科学・人文科学・超科学
知識人・民衆に愛された篤胤
封建社会を打破した革新思想
平田篤胤の学問体系と学際統合
『夜明け前』と「新しき古」
の本の古典文化復興と宗教改革
敬神崇祖尊皇とニホンの古代文化
日本のアイデンティティーと天皇
カリスマ平田篤胤を現代に生かす
著者等紹介
米田勝安[マイタカツヤス]
1935年、秋田県生まれ。早稲田大第1法学部卒。16歳で上京し、母方の血筋の平田篤胤神道宗家・当主名代をつとめ、5代目宗胤の没後、第6代宗家当主を継承する。5度に亘る大病から蘇生し、奇跡の人と言われる。わずか22歳で事業家の道を歩み、以来40年一貫した社会開発事業の権威として知られる。豊富な学識経験に基づく古典派自由思想マイタイズムの信奉者が多い
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 楽園の真下 文春文庫