よみがえるカリスマ平田篤胤

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 201p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784846001810
  • NDC分類 121.52
  • Cコード C0023

内容説明

未公開資料に基づき、平田篤胤の人間と思想に迫る。神道・国学・民俗学・キリスト教・仏教・天文学・蘭学等、博覧強記ゆえに誤解され、理解されなかった実像を語る入門書。

目次

誤解されてきた篤胤を見直す
西洋科学を学んだ復古学者
学者の家の四男として生まれる
九死に一生を得た宗教体験
世界最高レベルの大江戸文化
苦学生活と学者人生のスタート
日本文化発祥の原点に立って
愛妻織瀬の死・霊魂と幽界
西洋的宇宙論と日本の古学論争
「天之石笛」と気吹舎の発展
自然科学・人文科学・超科学
知識人・民衆に愛された篤胤
封建社会を打破した革新思想
平田篤胤の学問体系と学際統合
『夜明け前』と「新しき古」
の本の古典文化復興と宗教改革
敬神崇祖尊皇とニホンの古代文化
日本のアイデンティティーと天皇
カリスマ平田篤胤を現代に生かす

著者等紹介

米田勝安[マイタカツヤス]
1935年、秋田県生まれ。早稲田大第1法学部卒。16歳で上京し、母方の血筋の平田篤胤神道宗家・当主名代をつとめ、5代目宗胤の没後、第6代宗家当主を継承する。5度に亘る大病から蘇生し、奇跡の人と言われる。わずか22歳で事業家の道を歩み、以来40年一貫した社会開発事業の権威として知られる。豊富な学識経験に基づく古典派自由思想マイタイズムの信奉者が多い
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

厩戸皇子そっくりおじさん・寺

3
対談本。荒俣さんは聞き役。しかし平田篤胤、すごい博識!平賀源内なんて足元にも及ばない。しかしオカルトへの傾倒が妻の死。新興宗教にはまる人みたいだ。2011/08/18

しんすけ

1
最近。幕末史読むことが多い。そのなかで平田学なるものに大いに考えさせられた。本書は平田学の入門書のような部類の本であろう。だが、180ページの記述は今日の日本の展望であるかもしれない。そこには以下のように書かれている。「これからの主役は、勤皇の志士ではなくて、二十歳前後の女の子たちになると思います。彼女たちは、批判精神、合理精神、反骨精神を持っておりますし、現在の管理社会体制にはなじまないし、石頭の支配権力者の言いなりにはならない。権力思考はなくて鋭い文化感覚を持っています。」2014/12/10

shunkichi

1
M図書館。あ、この対談は、別冊太陽と同じでは??また仙境異聞を読んでみよう。神仙の話以外ものっていてよかった。神社におまいりしてみようかな。2013/06/19

トポロジームルソ~くん

0
面白かった。あまりない平田篤胤を学ぶ際の初心者向けでもあり、篤胤の従来のイメージを一新させることのできる画期的な書であった。江戸末期の学問についても広く言及されている。2017/03/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/236779
  • ご注意事項