踊るのは新しい体―複製可能な者たちのための身体論

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踊るのは新しい体―複製可能な者たちのための身体論

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  • サイズ 46判/ページ数 298p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784845924172
  • NDC分類 799
  • Cコード C0095

出版社内容情報

データを流し込めば、魂が発生する。

人間の体とモノの体との境目が曖昧になっていく──

それは人類が夢見た未来なのか?

3DCG、VTuber、アバター、ロボットなどの生命をもたないモノたちの身体運用は人類に何を問うのか?



医師であり元ダンサーの俊英が放つ、

デジタルとアナログのあわい/機械と生体のあわいで身体を運用する現代人のための、

エキサイティングなダンス=身体=メディア論の誕生。



3DCGのキャラクターが高度な振付で踊り、犬型ロボットがBTSのMVのダンスを踊る。TikTokには膨大な数のコピーダンス動画がアップロードされ、生身の体に機械の体、画面の中のヴァーチャルな体にも、ダンスは情報として等しく流通していく。



果たしてアバターは魂の器なのか? ロボットは人間のように踊るのか? 増殖する振付は一体何を踊らせているのか?



初音ミク、VTuber、TikTokからAIまで、人形論、SF、メディアアートから盆踊りまで。

身体の複製・流通そして「踊る体」の消費・媒体化をキー概念に、私たちの身体にかかわるあらゆるトピックを渉猟しながら、テクノロジーによって根本的に変質した人類とモノたちの身体運用を検討する。新たな地平を切り拓く、スリリング&画期的ダンス論。



あのとき私がたしかに感じたのは、我々はもう持って生まれた体で踊らなくとも構わないのかもしれないという、解放感にも似たなにかだった。



・2020年からweb「かみのたね」での連載を大幅加筆・改稿した待望の書籍化。こちらから連載第1回がためし読みできます。

https://www.kaminotane.com/2021/05/21/14542/



・2018年に批評誌『ヱクリヲ』に発表された論考「幽体の群れはいかにして踊るか──肉体・幽体二元論」も収録。

内容説明

私たちは、自分の体から自由になっていい。―複製可能な者たちのための身体論。ボーカロイド、VTuber、TikTokからAIまで、SF、メディアアートから盆踊りまで。医師であり元ダンサーの俊英が放つ、デジタルとアナログのあわい/機械と生体のあわいで身体を運用する現代人のための、エキサイティングなダンス=身体=メディア論。

目次

第1部 踊るのは新しい体(MMDからVTuberへ―身体運用の複製・流通・再生;人形にみる非生命の神秘―肉体の作成と魂の実装;仮想空間と四本腕のダンス―かたちが踊る、かたちを換える;オルタとデジタルシャーマン―機械をめぐる霊魂論;ダンサーに魂はあるのか―データベース・改変・再配布;VTuberが踊るとき―代理する肉の流通;ダンス、ウィルス、TikTok―身体運用の増殖戦略;プロキシたちのサイファー―自存する時間差の鏡像;「踊らせるもの」の諸相―その布置・流通・運動への変換)
第2部(補論) (幽体の群れはいかにして踊るか―肉体・幽体二元論)

著者等紹介

太田充胤[オオタミツタネ]
1989年生。医師・批評家。内分泌・糖尿病専門医。旅行する批評誌『LOCUST/ロカスト』編集部。批評家としての過去の連載に、医療実践と食の接点を論じた「〈食べたい〉をめぐって」(医学書院『看護教育』)がある。2022年より東京大学大学院総合文化研究科科学史・科学哲学研究室に在籍。修士論文「『生活習慣病』概念の半世紀―その発生・受容・変容」で広域科学専攻奨励賞を受賞し、現在は博士後期課程(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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「医師でありダンスに精通している批評家」という来歴だけでも食指が動かされる著者が紡ぐ身体論。本書における踊りは、バレエや日本舞踊に代表されるクラシックなもの、いわゆる「主体(踊る側)/客体(観る側)」の二分化を超えたもの、すなわちストリートダンス的な文脈における身体運動を指す。後者における主体は、規範化された振り付けに従順でいるのみならず、時にはそこから逸脱する変容可能性のある存在として、また、もはやリアルな肉体をも必要としない存在(=幽体)として描写されている。踊りにおける「主体」像の再考を迫られた。2025/05/17

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