ストーリーテリングの科学―脳と心をひきつける物語の仕組み

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ストーリーテリングの科学―脳と心をひきつける物語の仕組み

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  • サイズ 46判/ページ数 352p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784845924141
  • NDC分類 901.3
  • Cコード C0090

出版社内容情報

人間はなぜ「物語」を求めるのか?

すぐれた物語はいかに脳を刺激するのか?



脳科学・心理学の知見を生かせば、ストーリーはもっと魅力的に語れる!

イギリスで大人気のライティング講師が解き明かす、共感を生む創作の秘密



人は物語によって他者とつながり、相互に監視し、ときに対立もしてきました。

物語は、小説や映画にかぎらず、新聞からゲーム、歌、夢の中まで、社会のあらゆるところに存在しています。

「われわれを人間たらしめるのは物語である」「物語はわれわれだ」と著者は言います。

では、物語を求める人間、そして人間が求める物語の本質とは、どのようなものなのでしょうか?

本書は、脳科学・心理学から人間/物語の秘密を解き明かしていく、まったく新しいストーリーテリング論です。



一番の特徴は、プロット重視の従来的な物語理論とは対照的に、キャラクターをストーリーテリングの中心に据えていること。

魅力的なキャラクターを作るうえでカギとなるのは、キャラクターの〈欠点〉。

それも、自分が正しいと思い込んでいる〈信念〉こそが、キャラクターを唯一無二にする欠点なのです。

私たちの知覚や認識をつかさどる脳は、実は不合理な進化を遂げた「信頼できない」存在。

都合のよい事実だけを取り入れ、それに反するものは退けることで、自分をヒーローに仕立て上げてしまいます。

自分が信じるものの致命的なまちがいを認識し、自分を変えようとするのは至難の業。

しかし、それを成し遂げ、「自分は何者なのか?」「何者になるべきか?」という問いに答えを出そうとするキャラクターが、プロットの原動力となります。



本書ではこのように、人間の脳と心に注目して、共感を生む物語のしくみを徹底解剖。

創作の開始時点から使える実践的な付録も収録し、よりよいストーリーテリングの秘密を余すところなく伝授します。

小説や映画にかぎらず、マンガ、ノンフィクション、エッセイ、ゲームや動画の制作からビジネスシーン、そして日常的な雑談まで……

すべての〈物語の語り手〉に読んでほしい一冊です。



===



人の脳は、この恐ろしい真実からわれわれの目を逸らさせるべく、希望ある目標で人生を埋め、そのために努力するよう励ましてくれる。われわれの欲しいもの、それを手に入れる闘いの紆余曲折が、すべての人々の物語となる。物語が人々の存在に意味という幻影をもたらし、恐れから目をそむけさせる。[…]物語はどこにでもある。物語はわれわれだ。(「はじめに」より)



【目次】

内容説明

人間はなぜ「物語」を求めるのか?すぐれた物語はいかに脳を刺激するのか?脳科学・心理学の知見を生かせば、ストーリーはもっと魅力的に語れる!イギリスで大人気のライティング講師が解き明かす、共感を生む創作の秘密。

目次

第1章 世界の創造(物語が始まる地点;変化の瞬間、コントロールを求める脳 ほか)
第2章 欠点のある自己(欠点のある自己、コントロール理論;性格とプロット ほか)
第3章 物語的な問い(作り話と騙される登場人物、物語的な問い;複数の自己、立体的な登場人物 ほか)
第4章 プロット、エンディング、意味(目標指向性、ビデオゲーム、個人的プロジェクト、エウダイモニア、プロット;レシピとしてのプロットvs変化のシンフォニーとしてのプロット ほか)
付録 神聖なる欠点アプローチ

著者等紹介

ストー,ウィル[ストー,ウィル] [Storr,Will]
受賞歴のある作家・ライターとして、『ガーディアン』『サンデー・タイムズ』『ニューヨーカー』『ニューヨーク・タイムズ』などの新聞・雑誌に寄稿。ロンドンでストーリーテリングに関する講座をおこなうほか、ワークショップを各地で開催している。著名人のゴーストライターとしても活躍

府川由美恵[フカワユミエ]
明星大学通信教育部教育心理コース卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

takka@ゲーム×読書×映画×音楽

11
物語の構成を科学の視点からまとめられている本。Xで話題になっていたため購入したが、元からの感性や考えていたことをあまり超えることはなく期待を持ちすぎたかもしれない。「この人物とは何者なのか?」。それを物語を通じて知ろうとすることは、「自分には変わる勇気があるのか?」という挑戦に変化する。自分がどれだけ間違っているかを教えてくれるのが物語。その欠点と向き合って成長する物語が登場人物を通じて得られるもの。葛藤しているのは自分だけではない。作品を通じて共に変化し英雄になるためにこれからも物語に触れ続ける。2026/04/13

りんく

2
なぜ物語を想像し、物語に感動し、物語を共有するのか。感動するとはどういうことなのか、なぜ感情を揺さぶられるのか。ストーリーテリングの指南書という側面を持ちながら、人生の指南書とも言える本書は、人生という自分だけの物語を送る人々に深遠な気分を感じさせてくれるだろう。(再読し、要所をメモする必要がある)2026/02/11

おにぎり

2
「われわれは葛藤する。自分は正しいのか? 実はまちがっているという可能性はあるだろうか? アイデンティティを形成する深い信念がまちがっているとしたら、自分は何者なのか? 物語的な問いの引き金が引かれる。物語が始まる」(p.195)2026/01/18

tacicaanohi

1
マジでめっちゃ面白かった。 サピエンス全史的な要素のある、ストーリーテリングの本。 こーゆーの読みたいのドンピシャの本だった。 内容は多岐にわたるのでここで書ききれないけど、人間の欲望の理由や、意味を物語を通して教えてくれる。最高の本。2026/03/13

黒とかげ

1
うーん。役にたちそうな部分はあるものの、完全にアメリカ式の創作論であり、日本で役に立つのかは不明だ。それにここまで精緻に創作論を規定してしまうと、何も書けなくなってしまう気もする。名作の後付け的な感じもするし……。2026/03/04

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