内容説明
フィルム・ノワールの時間を切り刻み、スーパーヒーロー映画にリアリズムをもち込み、スパイ・アクションとSFを融合させる…長編デビュー作『フォロウィング』から最新作『Oppenheimer』まで、芸術性と商業性を兼ね備えた特異点クリストファー・ノーランの軌跡。
目次
ハイブリッド・キッド―幼少期から『フォロウィング』(1998)に至るまで
鏡の国のアリス―『メメント』(2000)&『インソムニア』(2002)
脅しのゲーム―『バットマンビギンズ』(2005)
転送された男―『プレステージ』(2006)
なんだそのしかめっ面は?―『ダークナイト』(2008)
目がくらむほどの明晰夢―『インセプション』(2010)
ビッグ・グッドバイ―『ダークナイトライジング』(2012)
5次元―『インターステラー』(2014)
渚にて―『ダンケルク』(2017)
終末論的な思考―『TENETテネット』(2020)&『Oppenheimer』(2023)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Isamash
22
英国の映画ライターイアン・ネイサン(著名映画雑誌「エンパイア」元編集者)2022年発行著書の訳本。ノーラン監督全作品が取り上げられている。謎解きはされてないが、製作背景や監督や俳優の談話等が豊富に掲載。「ダークナイト」と「インセプション」を見ていらいこの監督の虜となり過去作DVDも遡って全作品を見ている大ファンとしては、各々を見た時の感動が蘇る宝物の様な著作であった。残念ながら「インターステラー」も「TENET」も映画館で見ておらず、どこかでリバイバル上映やってくれないか?次回作公開が何とも待ち遠しい。2024/02/02
がっちゃん
2
改めてまた観たくなる。映画館で。2023/07/22
Kb54081271Kb
1
不思議な時間軸をを映画に持ち込み、よく分からないけど、驚きと何か凄いものを見たという感想を抱かせる、クリストファー・ノーラン監督の作品の軌跡を、映画シーンの写真をふんだんに使って紹介。改めて映画を見直し、解析し直したくなります。 2023/08/19
ジョー
0
ノーラン天才を、詳しく紹介。2024/09/22
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