小島一郎写真集成

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小島一郎写真集成

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  • サイズ B5判/ページ数 241p/高さ 25cm
  • 商品コード 9784900997233
  • NDC分類 748
  • Cコード C0072

内容説明

津軽平野の秋の田で日がな働く農夫たち、寒風吹き荒ぶ下北の浜辺の光景…。過酷な撮影行、傑出した造形感覚、そして独自の暗室技法によって、陰影際立つ鮮烈な写真へと定着された、北の大地・空・人間。ローカリティとモダニズムとを激しく切り結ばせる小島一郎の写真が、現在を撃つ。39歳の若さで急逝した写真家の熱く短い生、その稀有な達成。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジョニーウォーカー

11
読友推薦本(図書館本)。一瞬、「ここは本当に日本だろうか?」と目を疑った。荒々しい厳冬の大地に、しがみつくように生きる貧しき人々の姿。無理もない、写っていたのは、昭和30年代の青森なのだ。戦火で一度は焦土と化し、再び復興へと歩みだした故郷の町や村を、およそ10年にわたり撮り続けた夭折の写真家・小島一郎。死後半世紀たった今もなお、彼の写真が、現代の肉眼に深く強く突き刺さるのは何故だろう。ある映画監督は「美しさとは厳しさの中にある」と言った。人間の営みがこれほど尊いと思える一冊を自分は知らない。2009/12/15

J.T.

6
小島一郎(1924-1964)青森生まれ。たかだか50年ほど前の写真であるが、これを見ながら、イザベラ・バードの見た東北はこんなふうではなかったか、と思った。肉厚なネガを想像するようなべったりとしたシャドウが、厳しい冬の営み、侘しい風景によく合っている。もっと他の写真も見たいと思わされる、パワフルでいい写真集です。2017/01/31

たかね

6
あまりに圧倒的。素晴らしい。モノクロだからこそ、作品を目の前にし、あれこれ思索する事ができる。想像力のフル回転。例えば、ミレーが描いた農夫の景色と重ねて、宗教観へ思いを馳せるのもよいだろう。しかし、もっと素直に、雪、風、海の波、季節の全ての要素が「戦う敵」でしかない現実を受け取りつつ、立ち向かい、大地に根を下ろす人々の姿に、心を打ち振るわすだけで良いと思う。否応なく引きつけて止まない引力があるのです。2009/07/30

くろねこ

5
雪の写真など胸に迫ります。青森に住んでいたこともあるのでいろいろ思い出し。青森県立美術館で展示をいましていると知り、図録棚から写真集引っ張り出して浸りました。実は、ちゃんと展示みたいと思いつつみれていません。2009年?の展覧会の時も行きたかったけど行けなかった。みてないのに図録?を買うのは珍しいですが、こちらは数年前に購入しました。感想はうまく言葉になりません。2020/01/02

misui

4
1950年代に土門拳がリアリズム旋風を巻き起こしてから、中央の風を受けつつも造形的な美を追い求め、津軽の地を被写体に己のアイデンティティを見出したという。ただ、土門がリアリズムを標榜しながらも題材主義に陥ったように、小島も津軽の現実を理想化していると気付いたのか、後期は叙情を排して中間のトーンのない、白と黒のコントラストが強烈な写真を撮る。と、ここまで解説の受け売り。後期は版画や水墨画のようで、人間の感覚が抜けてあの世の風景を見ているみたいだった。2014/06/06

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