内容説明
大切なことは、いつも同じ。仕事、愛、そして遊び―“ムーミン”の原作者であり、画家、イラストレーター、小説家…と多才に活躍した芸術家、トーベ・ヤンソンの決定版評伝が新訳で刊行。本人とも親交のあった研究者が日記や手紙、草稿など膨大な資料から、その生涯を鮮やかに描き出す。
目次
私は働く
家族
芸術家の卵
旅する画家
男たちの戦い
ムーミンの物語と記念碑的絵画
黙示録の時代
ムーミンへの情熱
トロールと人間と
果敢な一九五〇年代
トロール、凍てつく世界に踏み出す
表現への渇望
島と恋に落ちた女
石と物語
谷を夢見て
トーベとの旅
言葉の時代
著者等紹介
ヴェスティン,ボエル[ヴェスティン,ボエル] [Westin,Boel]
1951年生まれ。ストックホルム大学名誉教授。専門は比較文学と児童文学。ルイス・キャロルやアウグスト・ストリンドベリについての著作があるほか、トーベ・ヤンソン研究の第一人者でもある。トーベ書簡集『Brev fr〓n Tove Jansson』(2014)をヘレン・スヴェンソンと共同編集。2014年よりアストリッド・リンドグレーン記念文学賞の審査員長を務める
畑中麻紀[ハタナカマキ]
1967年生まれ。神奈川大学外国語学部英語英文学科卒。トーベ・ヤンソンの作品を原書で読みたいという思いからスウェーデン語を学ぶ。民間企業に勤務後、フリーの翻訳者に
森下圭子[モリシタケイコ]
1969年生まれ。日本大学藝術学部卒業、のちにヘルシンキ大学にて舞台芸術とフィンランドの戦後芸術を学ぶ。1994年秋に渡フィンし、現在はヘルシンキ在住。翻訳や通訳のほか、現地視察や取材のコーディネート、連載などでフィンランドのレポートをする傍ら、今もムーミンとトーベ・ヤンソンの研究を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 和書
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