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出版社内容情報
内容説明
メディアの織りなす世界を読み解く35のキーワード。ゲーム、ソフトウェア、モバイルから、資本、ジェンダー、観光、軍事まで…現在⇔過去の文化と社会を一望できる、メディア論の新しい教科書!
目次
第1部 理論編―メディア理論の現在(身体;知能;遊び/ゲーム ほか)
第2部 系譜編―メディア思想の潮流(フランクフルト学派;マクルーハンとトロント学派;ドイツのメディア哲学 ほか)
第3部 歴史編―メディア考古学の実践(複製メディア;出版メディア;画像メディア ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅん
8
言語表現と音響表現と映像表現と欲望の形成とナショナリズムとが今の自分の関心だが、すべて何らかの媒介を前提としている点で、メディアに突き当らざるを得ない。というわけで、参照にすることが多そうな一冊。フランクフルト学派とマクルーハンとカルチュラルスタディーズがどのような役割を果たしたかを記述した歴史編が面白く読めた。「メディア」は定義を拡散しまくることのできる言葉なので、逆にメディアにならないものを考える必要がある気がする。そんな風にも思った。2024/03/29
愛楊
2
クリティカル・ワードの一。2021年出版。一流の著者群によるメディア論のアンソロジーであり、メディア研究志望の学生の必携の書であるといえる。本書の半分の頁が第3章の歴史編に割かれているのは、メディア論にとって歴史的視座が必要ということによる。ニューメディアやヘッドマウントディスプレイといった新しい技術が、かつて存在した何と同一であり何が異なるかを見極めるために系譜学が必要なのである。放送大学の教材『メディア論』の飯田豊や『メディア・コンテンツ論』の遠藤英樹など、名を見たことのある著者が多い。2024/03/06
その他
2
メディア論を軸に、よく取り上げられるキーワードごとに文脈や背景を解説してくれる本。 「身体性」「フェミニズム」「複製メディア」とキーワードも幅広く、それぞれの項目で参考文献や、その分野の文脈と開拓者を知れるので、この本から興味を引いたキーワードを見つけ、更に本を手に取るという利用の仕方が良さそう。 それぞれのキーワードごとの解説は良くも悪くもサクッと読めるボリュームなので、これだけで済ましたい人には向かない。自分はなんとなくしか知らないモノの文脈を知れて、更に読みたい本が増えたので最高でした。2023/07/21
たろーたん
2
正直、あまり良い本だと思わなかった。説明が分かりづらい。一つ一つメディア論の重要概念を説明してくれるのだが、その概念の説明や意義を示してくれるのではなく、それにまつわる色々を説明するため、「結局何だったの?」ってなる。なんだろう、問いに答えてない文章っぽい。例えば「メディア論的転回」は、おそらく人間は何かを媒介(メディア)を通さないと真実を認識することができない前提を指摘した概念だろうが、それを説明せず、語源の話やそれとは直接関係ない人物の話をするため、すんなりと入ってこない。(続)2023/05/11
Go Extreme
1
メディア理論の現在:身体 知能 遊び/ゲーム ニューメディア/ソフトウェア アーカイヴ メディアエコロジー プラットフォーム 政治とメディア 資本とメディア ポストヒューマン 系譜編・メディア思想の潮流:フランクフルト学派 マクルーハンとトロント学派 ドイツのメディア哲学 カルチュラル・スタディーズとメディア論 ジェンダー ポストメディア アート 歴史編・メディア考古学の実践:複製 出版 画像 聴覚 音声 触覚 没入 憑依 ヴァナキュラー スクリーン インターネット モバイル 物流 通信 金融 軍事 司法2021/03/29