内容説明
翻訳できない言葉が教えてくれるいろとりどりの幸せのカタチ。
目次
第1章 家と場(G¨OKOTTA・イェークータ―スウェーデン語;‘〓INA・アイナ―ハワイ語 ほか)
第2章 コミュニティと人間関係(UBUNTU・ウブントゥ―ングニ・バントゥー語;GUNNEN・ヒュネン―オランダ語 ほか)
第3章 人格と心(SENY・セニ―カタロニア語;SISU・シス―フィンランド語 ほか)
第4章 喜びとスピリチュアリティ(SERENDIPITY・セレンディピティ―英語;幽玄(Y〓GEN)・ユウゲン―日本語 ほか)
第5章 バランスと落ち着き(LAGOM・ラーゴム―スウェーデン語;AJURNAMAT・アヤーナマット―イヌイット語(イヌクティトゥット語) ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
zoe
19
The Happiness Passport (2018)。仮に愛という言葉を説明しょうとしたら、内面や行動、それら両方、それ以上を指すことがある。月や晴天、自然を説明するのにも、象徴として、あるいは食べ物を供給する場所、不足や過剰、厳しさ、静けさ、全てを含むような言葉がある。人間と人間の結び付きを表す言葉。人間と自然の結び付きを表す言葉。世界で様々である。現実は世知辛い。でも一方で寄り添い合う現実もある。まず安心し協力していくための基準になる場所を見渡し再認識してみてはと思う、この2、3か月。2020/09/27
ソニックゆうすけ
3
日本語で選ばれていた「生き甲斐」「幽玄」「静寂」というセレクションから、各国の選ばれたどのことばも繊細な意味を持っているんだな、と容易に想像できた。そして、更に素晴らしいイラストがそれを助けてくれました。自分は独特な風変わりな感覚の英語のWHIMSYが素敵だな、と思った。2021/01/21
hinotake0117
2
世界の幸福につながることばに対して解説を加える工夫された構成の書。 幸せにつながることばの数々はひとことで表すには難しい広い概念が多いのだなというのを感じさせられる。 ゆっくり一体感を自然の中、人とのつながりに感じるのが幸せなのかも。 https://t.co/M1oBWfumZD2022/08/03
羊の羽根
2
まさにタイトル通り。世界の繊細な幸せを紹介し、気づかせてくれる。感情に名前が着くと、なんとなく輪郭がはっきりして感じられる。私は特に自然の中で感じる幸せに共感と憧れを持って読んだ。幸せと同じく、この本も味わうように読むものだと思う。2020/11/08
Yuri
1
世界中の言葉から、その言語ならではの幸せを感じる言葉を集めた本。 タイ語の「サバイ」は、輸入したい言葉。 翻訳本だからか、大学教授の書いた文だからか、ちょっと小難しい。 欧米人から見た世界が垣間見える。 例えば、アフリカのある民族の考え方(人は一人で生きるものではないから、全体にとっての善だけが個にとっても善となる)は受け入れがたいと。だが、SDGsの実現にはこういった考えが重要だよね、とも。2024/02/08