トラウマ類語辞典

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トラウマ類語辞典

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  • サイズ A5判/ページ数 350p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784845917211
  • NDC分類 901
  • Cコード C0090

出版社内容情報

シリーズ累計10万部突破!

すべての創作者必携の、

大ヒット類語辞典シリーズ最新作!!



読者の共感を呼ぶ

多面性のある豊かなキャラクターや、

リアリティのある状況設定は、

トラウマを描くことによって生まれる!







私たちは誰もが、大小様々な形で「トラウマ」と呼ばれるものを持っているはずです。不意の事故や予期せぬ災害、幼少期の体験、失恋や社会不安……そんな経験に基づいた心の傷はいつの間にか消え去ってしまうようなものではなく、日常に訪れた些細な出来事によってふとした瞬間に蘇り、そのたびごとに心を締め付け、そしてときにはさらなる傷を生み出すかもしれません。



本書は、物語創作において不可欠とも言える心の傷/トラウマというテーマをめぐり、それらがどのような作用をそのキャラクターにもたらすかについて、その原因となる具体的な事例とともに詳細にまとめた画期的な一冊です。



物語に登場するキャラクターにはもちろん過去があり、その過去に紐付いたトラウマは彼らの行動を動機づけるばかりでなく、具体的な動作・振る舞いにも多大な影響を及ぼします。心の傷/トラウマによって、キャラクターはどのような先入観を抱きがちになり、どのように人格を変化させがちになり、あるいはどのように行動や態度を生み出すのか。トラウマがもたらす物語の起伏には、どのようなケースが想定できるのか、どのようにそれを設定できれば、読者の共感を呼び起こすことができるのか。本書は、物語創作における心理描写の核心ともいえる心の傷/トラウマについて、100を超える事例とともにその状況設定を網羅的に解説します。



Twitter から爆発的に広まった『類語辞典』シリーズは、二次創作者(ライトノベル・同人誌)、小説家、脚本家、漫画家、演出家、俳優、ライターなど、多くの創作者、文字を扱う人たちにとって、今なお重宝され続けています。過去のシリーズ愛用者はもちろん、作品により深みを出したい、妄想をよりリアルなものにしたいなど、様々な用途でお楽しみ頂く際の強力なツールとして、きっと役立つことでしょう。



☆カバーイラスト:小山健(予定)

はじめに



書き手のためのセルフケア

フィクション:人生と心の奥を映し出す鏡

心の傷とは何か

悪役の旅路

キャラクターの心の傷をめぐるブレインストーミング

根深い痛み:心の傷に影響を与える要素

行動を通じて心の傷を写し出す

避けるべき問題

筆者から最後に



◇犯罪被害のトラウマ

カージャック/個人情報が盗難される/殺人を目撃する/住居不法侵入/ストーカーされる/性暴力の被害に遭う/暴行を受ける/未解決事件の被害者になる/物扱いされる/拉致監禁される



◇障がいや損傷によるトラウマ

一般的な美基準から外れた身体/学習障害/外見の損傷/外傷性脳損傷/過剰な美貌/五感のひとつを失う/性機能障害/精神疾患/対人関係不全/手足の欠損/発話障害/不妊/慢性的な病気の苦痛



◇失敗や間違いによるトラウマ

過失で人を死亡させる/世間を騒がす間違いを犯す/子どもの人生から消える/プレッシャーに負ける/人命を救えなかった/多くの犠牲者を出した罪に苛まれる/人間として正しい選択ができなかった/同調圧力に屈する/破産宣告/まずい判断が不慮の事故につながる/服役者/学校で落ちこぼれる



◇社会の不正や人生の苦難によるトラウマ

悪意ある噂を立てられる/いじめに遭う/冤罪/解雇/レイオフされる/飢饉・干ばつ/暗い秘密を持つ/権力が乱用される/社会不安/第三者の死の責任を不当に問われる/貧困/不当な拘束/偏見・差別/ホームレスになる/母国を追われる/報われない愛



◇誤った信頼と裏切りのトラウマ

アイデアや仕事の成果が盗まれる/浮気・不倫/親が異常な人間だと気づく/親に別の家庭があることが発覚する/顔見知りによる幼児への性的虐待/兄弟姉妹の虐待に気づく/兄弟姉妹への不信/業務上過失で愛する人を失う/近親相姦/子どもが誰かに虐待されていることに気づく/失恋/自分が養子だと知る/自分の証言を信じてもらえない/信用していた人に裏切られる/絶縁・勘当/組織や社会制度に失望する/仲間外れにされる/望まれぬ妊娠/パートナーの隠された性的志向を知る/配偶者の無責任による家計の破綻/夫婦間のドメスティックバイオレンス/模範的な人への失望/有害な人間関係



◇幼少期のトラウマ

依存症の親のもとで育つ/幼い頃に暴力行為や事故を目撃する/親からの拒絶/過保護な親のもとで育つ/カルト集団の中で育つ/感情をあらわにしない家庭で育つ/期待にそぐわないと愛してくれない親のもとで育つ/兄弟姉妹間でひいきをする親のもとで育つ/強姦によって自分が生まれたことを知る/子どものことを後回しにする家庭で育つ/自己愛の強い親のもとで育つ/児童養護施設で育つ/支配欲が強い/厳格な親のもとで育つ/衆目に晒されて育つ/障がいや慢性疾患のある兄弟姉妹と育つ/治安の悪い地域で育つ/出来の良い兄弟姉妹とともに育つ/ネグレクトの親のもとで育つ/非定住生活/保護者に虐待されて育つ/幼少期から家族の面倒を見る/幼少期・思春期に親を失う/幼少期に親と離れて育つ



◇予期せぬ出来事によるトラウマ

愛する人が無差別暴力行為の犠牲になる/愛する人の自殺/生き残るために人を殺す/学校での銃乱射事件/管理下にあった子どもの死/拷問/子どもを養子に出す/事故で死にかける/自身の離婚/自然災害・人災/死体と一緒に取り残される/自宅の火事/遭難/中絶/テロに遭遇する/倒壊した建物に閉じ込められる/恥をかかされる/屈辱を与えられる/人の死を目撃する/不治の病だと診断される/流産・死産/両親の離婚/我が子の死



付録A:心の傷・フローチャート

付録B:キャラクター・アーク進行ツール

付録C:人気ストーリーに描かれる心の傷

付録D:背景としてのトラウマをめぐるプロファイル・ツール



あとがき

アンジェラ・アッカーマン[アンジェラ・アッカーマン]
著・文・その他

ベッカ・パグリッシ[ベッカ・パグリッシ]
著・文・その他

新田享子[ニッタキョウコ]
翻訳

内容説明

読者の共感を呼ぶ多面性のある豊かなキャラクターや、リアリティのある状況設定は、トラウマを描くことによって生まれる!待望の第5弾!

目次

犯罪被害のトラウマ
障害や損傷によるトラウマ
失敗や間違いによるトラウマ
社会の不正や人生の苦難によるトラウマ
誤った信頼と裏切りのトラウマ
幼少期のトラウマ
予期せぬ出来事によるトラウマ
付録1 心の傷・フローチャート
付録2 キャラクター・アーク進行ツール
付録3 人気ストーリーに描かれる心の傷
付録4 背景としてのトラウマをめぐるプロファイル・ツール

著者等紹介

アッカーマン,アンジェラ[アッカーマン,アンジェラ] [Ackerman,Angela]
主にミドルグレード・ヤングアダルトの読者を対象に、若い世代の抱える闇をテーマにした小説を書いている。SCBWI(児童書籍作家・イラストレーター協会)会員である。夫と2人の子どもに囲まれながら、カナダのアルバータ州カルガリーに暮らす

パグリッシ,ベッカ[パグリッシ,ベッカ] [Puglisi,Becca]
多くの作家と作家志望者が集まるウェブサイト「Writers Helping Writers(前身は「The Bookshelf Muse」)」を運営している。豊かな文章を書くにあたり参考となる数々の類語表現を紹介するこのウェブサイトは、その功績が認められ賞も獲得している

新田享子[ニッタキョウコ]
三重県生まれ、カリフォルニア州サンフランシスコを経て、現在はトロント在住。テクノロジー系を中心に幅広い分野のノンフィクションの翻訳を手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

またの名

13
困ってる人を助ける気さくなキャラが詐欺に遭って自分の長所だったはずの性質を欠点と思うようになり誰も信じない無関心へ転向するとかの、物語を駆動するトラウマを総覧。創作のヒントに使うための本で実際の人間に当てはめないようにと断りつつも、読んでるうちにクソデカ感情がえぐってきてクラッシュしてしまう危険に注意を促してるし非現実の空想用例集程度ではなく一個の人間論のよう。実際に割と情緒が不安定化した。虐待や犯罪被害から過剰な美貌に心身障害、公共サービスが正常性を失う社会動乱やネット拡散炎上など今っぽいケースも収録。2020/04/06

小木ハム

12
キャラクターメイキング用。人物の掘り下げには『夢・目標』や『これだけは許せないこと』等ありますが、ネガティブ要素として過去の『トラウマ』は重要で、本書では118種類の要因別にどのような思い込みをし・行動規準を変化させ・悪化させる出来事は何があるか・克服する出来事は何かを引き出せます。必要なときに使えば良いので全文読む必要なし。たくさん物語を創る人は手元にあると重宝しそうです。2020/07/26

ねこ

7
キャラのバックボーン作成時に深みを持たせることができそう。トラウマに対する反応など情報が結構多いのでかなり参考になる。2022/07/31

アイロニカ

6
既刊の類語辞典4冊に続いて衝動的に買ってしまった本。毎日読み進めて一通り目を通した。少し傷ついたと感じる軽度なものから人命や信念が関わる重いものまで、キャラクターを大胆な行動へと促すトラウマ要因を集めた本である。一つの項目に対して固定的な物語が示されるわけではないので読み手のインスピレーションと想像力、応用力が試されるだろう。しかし個人的に気にしていた『配偶者との死別』や『動物に襲われる』が項目に無かったのはどういうことか。本書を参考にして自力で考えてみるのも悪くはないが。2019/06/23

えびちり

5
もともと仕事の資料にと簡単なインスピレーション用に。わかりやすい類型の心理的外傷がもたらす人格的影響が多く記載されています。あ。これまずい。自分の奥底の書きたがり部分がぎゅんぎゅん刺激される。もっとも、アメリカンな類型なので日本人の感性や発露とはちがう部分はあるし、解釈ちがう部分があるんですが、興味深い項目はかなりある。ほら、率直に人に聞いたり、取材しにくい部分とかあるから。本題に入る前の「はじめに」の部分も秀逸で、こういった事柄に触れるための注意点とかしっかりと記載されている。心の健康に、これ大事。2019/04/17

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