内容説明
感性を磨きたい、よみ手とつくり手のために。
目次
絵本再発見―より広く遠く深く
絵本という生き方―これまで思ってきたこと、いま考えていること
絵本をひらく
表現の拡大
身体と知能の探求
直近10年でデビューした先端の絵本作家8人
日本の絵本小史
絵本の現在がわかるQ&A
著者等紹介
小野明[オノアキラ]
編集者・装幀家。1954年東京生まれ。出版社勤務を経て、現在はフリーで活動。五〇〇冊以上の絵本・児童書づくりに参加。トムズボックスの土井章史氏と絵本作家育成のためのワークショップ「あとさき塾」を共同主宰。カルチャーセンターの講座やワークショップ、絵本コンペの審査員なども行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鳩羽
8
絵を見るとのと言葉を聞くのが同時に入ってくる、子どもにしかできない原初的な体験。それはいつか忘れてしまったり、あるいはずっとその子どもとしての自分をベースとして持ち続けることができたりと様々だが、創作者の対談やインタビューを読んでいると、絵本というのはそういう大人の中の子ども像を肯定的に掘り出すものなのかもと思った。絵本の分類で、生活絵本や文芸絵本とかあまり聞いたことがなかったので、ふーんと思いつつ。2018/12/29
ochatomo
6
目が文字と絵を行ったり来たりするのではなく、言葉と同時に絵をよむ(読み聞かせの大切さ) ページをめくると場所・時間が移ることが漫画との違い そして展開が重層してクライマックス 実際の仕事に触れた対談(五味太郎さん、荒井良二さん、tupera tuperaさん)が興味深いほか「歌人と絵本」「哲学と絵本」「日本の絵本小史」等 2018刊2018/11/22
じょうこ
5
「絵本」本は、できれば読みたくない本なのだけれど、某県の高校入試問題に掲載されていた本書の一部に興味が沸いて、読んでみる。冒頭の五味太郎×荒井良二対談が、すごくイイ。ふたりの感性が笑いとともに言葉で絡み合って、ぶっ飛んでて、わ!絵本作りって面白そう、とスィングできる。続けて小野明さんの「絵本をひらく」も、絵本とは?を軽やかに論じてくれる。ここまでは音楽が流れるかのようなテムポの本だけど、その後はつまらなかった。本に音楽が流れていない。帯に「感性を磨きたい、よみ手と作り手のために」とあるが? 勉強っぽいの。2021/11/01
skr-shower
4
”はじめてのおつかい”の読み込み方を読んで、読んだことあったような?”先端の絵本作家”、ふむふむ。2021/09/29
のん@絵本童話専門
2
memo✏︎まだ絵本論の本は大量に積んだまま…故、簡潔に日本の絵本の歴史を知れたのが良かった!2025/06/30