日本演劇現在形―時代を映す作家が語る、演劇的想像力のいま

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  • サイズ B6判/ページ数 302p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784845917037
  • NDC分類 770.4
  • Cコード C0074

内容説明

新進気鋭の作家が語る、演劇の現在。作品から読み取れるキーワードとともに、作家たちの想像力を解き明かす!

目次

序論 現在形の刹那を可視化する、「時間の事故」後の演劇作家たち
神里雄大(岡崎藝術座/劇作家・演出家)―国家、異邦人、セックス
村川拓也(演出家・映像作家)―ドキュメンタリー、言葉、民俗学
木ノ下裕一(木ノ下歌舞伎/主宰・補綴・監修)―伝統、俳優論、普遍性
藤田貴大(マームとジプシー/演劇作家)―時間、母性、周波数
西尾佳織(鳥公園/劇作家・演出家)―多様性、生理、老い
三浦直之(ロロ/脚本家・演出家)―物語、ロマンス、サンプリング
山本卓卓(範宙遊泳/劇作家・演出家)―倫理、死、バーチャル
市原佐都子(Q/劇作家・演出家)―禁忌、肉体、動物

著者等紹介

岩城京子[イワキキョウコ]
演劇研究者。ロンドン大学ゴールドスミス校博士課程修了。2001年から日欧現代演劇を専門とするジャーナリストとして活動。朝日新聞等に寄稿。2011年よりアカデミズムに転向し、ロンドン大学ゴールドスミス校に留学。同大学で博士号を修め教鞭を執る。専門は日欧近現代演劇史及び演劇応用理論。2015年よりScene/Asiaチーフ・ディレクター。アジアン・カルチュラル・カウンシルの助成を得て、ニューヨーク市立大学大学院客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Misato Kurosawa

1
時間、ジェンダー、肉体、死、物語、とか 概念に対するこだわりと感度は拗らせ、屈折、という言葉で片付けられてしまうものなのかもしれないけれど そこをやっぱり考えてしまう人たちが劇とかやるんだろうなぁ マイナーメディアだ、と表現されていたけれどたぶんその根暗さが私は好きだなあ ダンスもいいけど劇も良かったかもしれない、と最近思います 技術よりも観念先行な感じがして(特に前衛的なやつは 前衛の定義は素人のそれです)あたまでっかちであまり好きでない、と思っていたけれども。2018/05/06

tetekoguma

0
アングラ以降の日本演劇の戯曲を読んでいます。現代日本戯曲大系という戯曲集を読んでいますがここでカバーされるのは1990年くらいまで。その後の戯曲について知りたいと思っていました。本書では現在30代くらいで最も活躍している戯曲作家、演出家にインタビューしたものです。それぞれの生い立ちは異なり演劇をやっている動機も違いますがやはり創作のアイデアや世界の捉え方はオモシロイ。演劇人には他の分野の人にはないユニークな発想がありますな。ここまで本人の思想を引き出している岩城さんはジャーナリズムからアカデミアに・・・2021/10/28

0
2018年1月28日初版発行 編著:岩城京子 対談:神里雄大、村川拓也、木ノ下裕一、藤田貴大、西尾佳織、三浦直之、山本卓卓、市原佐都子 発行者:上原哲郎 発行所:株式会社フィルムアート社 編集:山本純也(フィルムアート社) ブックデザイン:長田年伸 印刷・製本:シナノ印刷株式会社 定価:本体2200円+税2019/12/15

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