オーバー・ザ・シネマ 映画「超」討議

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オーバー・ザ・シネマ 映画「超」討議

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  • サイズ A5判/ページ数 410p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784845915873
  • NDC分類 778.2
  • Cコード C0074

出版社内容情報

映画論を拡張する最強のガイドブック爆誕!!



次世代を担う気鋭の論客たちによる、現代映像文化の新たな可能性を切り拓く、迫真・気合いの白熱クロストーク。



「脳筋」を鍛えて、いざ、現代映像文化の奔流へ──。



映画(経験)とは何か? 映画の面白さとは何か?



複数のクライテリアが入り乱れる映画史を再考し、映画理論の拡張を従来とは別の仕方で検討。

旧来の映画の見方を超えていく可能性を示すための、「超」映画の見方・ナビゲーション、ここに誕生。



現代ハリウッド大作から、古典、80年代映画、アニメーション、実験映像まで、さまざまな具体的な作品を縦横無尽に議論し、映像を現在的に読み解く手がかりを提示する。映画とは何か、映画を見るとは何か、映画について語るとは何か、を問い直す大胆不敵な画期的討議。

まえがき 石岡良治



第1章 現代ハリウッド映画と映像の図書館――『アバター』と『インターステラー』

石岡良治×三浦哲哉

「結節点」として見る/「尺度変化」と「映画館」/『重力」、「アメリカ的なもの」との距離/「遺棄」への傾向とアーカイヴの外部/発明品と産業の更新――『鷲の巣から救われて』/スクリーン・プロセス――『鳥』/アメリカ史との張り合い――『絞殺魔』/陳腐化の問題と陰謀論――『マトリックス』/CGが可能にした表現――『ロード・オブ・ザ・リング』/異質な表象体験の接続――『アバター』/アバターと人間の間/過去の映像の歴史にどう入っていくか/ディシプリンとコンベンション



第2章 「古典」と「ランキング」は何を意味するか

石岡良治×三浦哲哉

「古典」と「ランキング」/デビュー作映画ベスト/選別と忘却/デビューへの欲望/アンドレ・バザンと「理想河床」/「逆撫で」映画ベスト/政治的モダニズムと異化/同化と異化/名作の難点/限界例としてのケネス・アンガー/逆撫でとアレゴリー/『溝口健二論』の政治と美学/『ゼロヴィル』とシネフィル/ガイドブックとしての『シネマ』



第3章 「筋肉」から映画史を考え直す――スタローンとシュワルツェネッガー

入江哲朗×石岡良治×三浦哲哉

映画史のナチュラル・ヒストリー化/吹き替え映画という環境/午後のロードショー/ドメインの最大化/だらしない映画体験/ポエティック・ジャスティス/『アンタッチャブル』に「逆撫で」される/自動性再考/スタローンの筋肉/モデル化/「外皮」としての筋肉/ランボーの受難/筋肉によるヴァナキュラー・モダニズム/シュワルツェネッガーと脳筋アクション映画/問題処理能力のコンテナ/オーヴァーソリューション/脳筋化された問題処理プロセス/「物理で殴る」/スタローンの知性/筋肉映画とバーレスク/キャラクターの筋肉と血統



第4章 棒人間と複数の世界――アニメーションの現在・過去・未来

土居伸彰×石岡良治×三浦哲哉

研究から「ニューディアー」設立まで/二一世紀アニメーションの新しい潮流/二〇世紀アニメーションとの断絶と継承/アニメーション映画祭の歴史と放置された領域/アニメーションの「独我論」とコミュニティ/『君の名は。』、『ファインディング・ドリー』と二〇世紀型記憶モデルの変容/個人と世界/普遍性 /寓話性の変容とグローバリゼーション/デジタル時代のアニメーション/アニメーション・ドキュメンタリーと想像力の限界/「非人間化」と「人間化」/アニメーションの視点による実写映画/「アニメ」の人間中心主義とアレゴリー/初音ミクとカール・ドライヤー



第5章 破壊・崩壊・エントロピーの映像的・音響的描写

平倉圭×石岡良治×三浦哲哉

映画論の拡張/スミッソンと『ブロブ』的なもの/「パーティクル化」/モノとパターン/ベルクソンの砂糖水と『モダンタイムス』/《スパイラル・ジェッティ》と「脱差異化」/『ゴジラ』の咆哮/『マッド・マックス 怒りのデス・ロード』のものたりなさ/気散じと礼拝価値(インターミッション)/『天に栄える村』――土をめぐる実験と再発見/『息の跡』――タネとしてのイメージ/事実とイメージ/細部と全体、フィクションとドキュメンタリー/宗教と信念/映像分析と身体性



第6章 動きから考える――陰謀と表層

畠山宗明×石岡良治×三浦哲哉

陰謀論/「動きから考える」/グリフィス映画における身振りと見えないもの/『北北西に進路を取れ』と推論の時間/メル・ギブソンと『陰謀のセオリー』/『パッション』と『サイン』の信念分析/シネフィル的なものとカルスタ的なもの――装置論の見直し/メル・ギブソンとドリーの注意欠損/地政学的に考える/スペクタクル国家としてのロシア/アレクセイ・ゲルマン



あとがき 三浦哲哉

石岡良治[イシオカ ヨシハル]
著・文・その他/編集

三浦哲哉[ミウラ テツヤ]
著・文・その他/編集

入江哲朗[イリエ テツロウ]
著・文・その他

土居伸彰[ドイ ノブアキ]
著・文・その他

平倉圭[ヒラクラ ケイ]
著・文・その他

畠山宗明[ハタケヤマ ムネアキ]
著・文・その他

内容説明

次世代を担う気鋭の論客たちを招集。映画論を拡張する最強のガイドブック、爆誕!

目次

第1章 現代ハリウッド映画と映像の図書館―『アバター』と『インターステラー』
第2章 「古典」と「ランキング」は何を意味するか
第3章 「筋肉」から映画史を考え直す―スタローンとシュワルツェネッガー
第4章 棒人間と複数の世界―アニメーションの現在・過去・未来
第5章 破壊・崩壊・エントロピーの映像的・音響的描写
第6章 動きから考える―陰謀と表層

著者等紹介

石岡良治[イシオカヨシハル]
1972年生まれ。批評家、表象文化論、芸術理論、視覚文化、ポピュラー文化研究。立教大学、早稲田大学ほかで非常勤講師。著書多数

三浦哲哉[ミウラテツヤ]
1976年生まれ。青山学院大学准教授。映画批評・研究、表象文化論

入江哲朗[イリエテツロウ]
1988年生まれ。東京大学大学院博士後期課程、ニューヨーク大学客員研究員。アメリカ思想史、映画批評

土居伸彰[ドイノブアキ]
1981年生まれ。株式会社ニューディアー代表、新千歳空港国際アニメーション映画祭フェスティバル・ディレクター。ロシアの作家ユーリー・ノルシュテインを中心とした研究活動を行うかたわら、イベントの企画や執筆、講演などを通じて、世界のアニメーション作品を広く紹介する活動も精力的に携わる。2015年にニューディアーわ立ち上げ、『父を探して』など海外作品の配給を本格的にスタート。著書に『個人的なハーモニー ノルシュテインと現代アニメーション論』(フィルムアート社、2016年、日本アニメーション学会賞受賞)など

平倉圭[ヒラクラケイ]
1977年生まれ。芸術学。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院Y‐GSC准教授。芸術制作における物体化された思考の働きを研究している。ダンス研究を少しずつ。作品制作も時々。著書に『ゴダール的方法』(インスクリプト、2010年、第二回表象文化論学会賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かいこ

5
この人の本は付随して得られる知識の量が段違いなので読んでいて楽しい 映画そのものとその価値基準の再考 一種の「映画批評」批評2018/11/06

あんすこむたん

1
専門家による様々な視点とテーマで語られる詳しい映画論、映画評論。2022/02/15

ともりぶ

1
深すぎる討議なので知ってる映画部分を拾い読み。第3章『「筋肉」から映画史を考え直す―スタローンとシュワルツェネッガー』が面白かった。午後のロードショーとか吹き替えとか。2018/06/04

加藤

0
これ読んでからずっと逆撫で映画について考えてる。2021/03/27

pudonsha

0
CGを取り入れるようになってからネバネバを取り上げる感性がパリパリに変わったなど、興味深い論点が多かった。たくさんの作品を取り上げているので索引がほしい。2018/07/15

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