サブテキストで書く脚本術―映画の行間には何が潜んでいるのか

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  • サイズ A5判/ページ数 277p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784845915835
  • NDC分類 901.27
  • Cコード C0074

出版社内容情報



〈サブテキスト〉という新たなポイントから脚本創作を指南。「見えない心情を表す」=「深みのある感情を描く」ためのメソッドを教えます。

映画脚本だけでなく、演劇、小説、マンガ、ゲームシナリオなど、すべてのストーリー創作者に役立つヒント満載。

初のサブテキスト論!

☆シド・フィールド推薦!!



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【サブテキストとは?】
登場人物のセリフや行動の裏に潜む、言外の意味のこと。セリフでは表されない人物の態度(感情・考え)。また、言葉として発話されるときは、「建前」と「本音」という場合の「本音」にあたるもの。
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○ストーリー創作に行きづまっていませんか?
・物語の中で巧みな伏線が張れない
・登場人物の感情や行動にリアリティがない
・様々な解釈ができるストーリーにできない
・奥行きのあるセリフが書けない
 →そんな悩みを解く鍵は「サブテキスト」にあった!

サブテキスト=「意味の水面下にあるもの」「行間にあるもの」を充実させることで、ストーリーやキャラクターに深みを与えることができます。本書は、サブテキストの特性を解説しながら、様々なサブテキストのパターンを紹介し、キャラクターの掘り下げ方や重厚なストーリーの描き方を提示する創作術です。

具体的に映画の中でサブテキストがどう表現されていて、どのように使われているのかということを、実際の映画脚本を多く引用しながら説明しているため、分かりやすく説得力があります。
ストーリーとキャラクター造形をさらに深めるための一歩先にいく創作術!

「リンダ・シーガーは、映画脚本のサブテキストという未踏の領域を、巧みな、魅力あふれる、洞察に富んだやり方で掘り下げていく。この本は、すべてのプロ脚本家、脚本家の卵、脚本家に憧れる者、ただたんに興味がある者の役に立つだろう。文句なしの良書である。」
──シド・フィールド

「この本を読むまで、サブテキストをこんなに自分が使っていたなんて知らなかった。リンダ・シーガーの例示と実証は、何度でも読む必要がある。」
──アルヴィン・サージェント(アカデミー賞受賞脚本家)

1章 サブテキスト──定義とその広がり
2章 言葉を通してサブテキストを表現する
   ──登場人物の情報と経歴
3章 言葉によってサブテキストを表現する技術
4章 身振りや行動を通してサブテキストを表現する
5章 イメージとメタファーを通してサブテキストを作り出す
6章 ジャンルを通してサブテキストを表現する
7章 脚本家アルヴィン・サージェント、サブテキストに思いを巡らす
8章 あとがき

リンダ・シーガー[リンダ シーガー]
ハリウッドで活躍する著名なスクリプト・コンサルタント。映画やテレビ番組を中心に、1981年から手がけた脚本は2千本以上におよび、ピーター・ジャクソンやレイ・ブラッドベリのアドバイザーも務めた。
また現在までに9冊の映画脚本に関する書籍を著し、米国アカデミー賞協会をはじめ、世界30ヵ国以上で脚本術の講義やセミナーを行っている。主な著書に『アカデミー賞を穫る脚本術』(フィルムアート社)、『ハリウッド・リライティング・バイブル』(フィルムアンドメディア研究所)などがある。

坪野圭介[ツボノケイスケ]
アメリカ文化・文学の研究および翻訳を行っている。東京大学大学院博士課程在学中。訳書にジー・リオン・コー『The Pillow Book/マクラノソウシ』(awai books)、共訳書にデイヴィッド・シールズ他『サリンジャー』(KADOKAWA/角川書店)、『アベンジャーズ』シリーズ(ヴィレッジブックス)などがある。

内容説明

物語の中で巧みな伏線が張れない、登場人物の感情や行動にリアリティがない、様々な解釈ができるストーリーにできない、奥行きのあるセリフが書けない。創作の悩みを解く鍵は「サブテキスト」にあった!ストーリーとキャラクター造形をさらに深めるための一歩先にいく創作術。映画脚本だけでなく、演劇、小説、マンガ、ゲームシナリオなどすべてのストーリー創作者に役立つヒント満載!

目次

1章 サブテキスト―定義とその広がり
2章 言葉を通してサブテキストを表現する―登場人物の情報と経歴
3章 言葉によってサブテキストを表現する技術
4章 身振りや行動を通してサブテキストを表現する
5章 イメージとメタファーを通してサブテキストを作り出す
6章 ジャンルを通してサブテキストを表現する
7章 脚本家アルヴィン・サージェント、サブテキストに思いを巡らす
8章 あとがき

著者等紹介

シーガー,リンダ[シーガー,リンダ] [Seger,Linda]
ハリウッドで活躍する著名なスクリプト・コンサルタント。映画やテレビ番組を中心に、1981年から手がけた脚本は二千本以上におよび、ピーター・ジャクソンやレイ・ブラッドベリのアドバイザーも務めた。また現在までに9冊の映画脚本に関する書籍を著し、米国アカデミー賞協会をはじめ、世界30ヵ国以上で脚本術の講義やセミナーを行っている

坪野圭介[ツボノケイスケ]
アメリカ文化・文学の研究および翻訳を行っている。東京大学大学院博士課程在学中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

matsu

4
脚本におけるサブテキスト、つまり行間についての脚本の指南書。映画を見ていて当たり前に感じる事だけど、それを感じさせるための手法を言語化していて勉強になった。2020/06/01

ヴァン

4
サブテキストとは、セリフや行動の表面の下に隠された別の意味。映画脚本のなかで注意深く設定された物語に深味を与える為の技術という。実際の映画を引用しながら、その構造を分析する。映画をさらに楽しむ為の知識となるが、ドラマを書くための技術解説である。2019/06/26

こつぶ

2
映画作品や著者の体験談を交えながら、サブテキスト(セリフや行動の裏に潜む言外の意味のこと)の力と組み方を丁寧に説明する。 登場人物の心の機微に引き込まれて、驚くほど没入してしまう作品と他の作品の違いは何か? 説明的なセリフはないのに状況が伝わるのはどうして? その秘密こそがサブテキストだった! 長年の疑問に答えが見つかって嬉しい。 素晴らしい作品には緻密に考え抜かれたあらゆる要素..セリフ、行動、音楽、表情..が揃っていると思うと、いままで観た作品をもう一度サブテキストに注意した上で味わいたくなった。2017/09/10

五月タイム

0
サブテキスト(行間)がなんなのか映画上・生活上について紹介し、サブテキストで何が表現できるのか、またその表現技法について解説している。これらは映画作品を例に取って示される。登場人物が意識的にサブテキストを含ませる言動についてはハリウッド映画的で日本の感覚には合わないものがある。/1サブテキスト―定義とその広がり/2言葉を通してサブテキストを表現する―登場人物の情報と経歴/3言葉によってサブテキストを表現する技術/4身振りや行動を通してサブテキストを表現する/5イメージとメタファーを通してサブテキストを……2020/08/31

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