内容説明
クリエイターなら考えておきたい、知や概念の「色」と「形」での表し方。
目次
絶対主義
不条理主義
唯美主義
利他主義
アナーキズム
人間中心主義
禁欲主義
無神論主義
原子論
権威主義〔ほか〕
著者等紹介
カレーラス,ジェニス[カレーラス,ジェニス] [Carreras,Genis]
スペインのカタルーニャ州出身(1987年、サルト生まれ)のグラフィック・デザイナーで、現在は英国ロンドンに居を移し働いている。ロゴ、ポスター、パッケージ、書籍やアルバムのカバーなどをデザインし、クライアントはソニー・ミュージック、O2、バランタインや赤十字など世界に広がる。彼の作品はこれまでフランス、イギリス、アメリカ、オランダ、スペインにて展示され、刊行物などで特集されている
関未玲[セキミレイ]
立教大学とパリ第3大学にて、フランス文学博士号取得。現在は明治大学他にてフランス語・仏語圏文化・思想/文学批評などの講義を担当し、フランス語や英語の翻訳も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aof
2
アイディアも素敵だし、フィログラフィックスという言葉もいい。本も可愛い。さすがフィルムアート社。 でも、あーなるほどな!と思えるデザインのものがほぼなかったような。 思想の核となるところを抽出してデザインするような、そんな切れ味のデザインがあると面白かったのになぁという感じ。 せめて一つのモチーフはある程度似たような意味で使うとか、同じカテゴリの思想は近いデザインにするとか、構造化されてると良かったかな。 でも、これを見てみんなでわいわい話すのは楽しそう。読んで納得というより、対話のツール的な本。2019/05/14
保山ひャン
1
グラフィックデザイナーのカレーラスが95の主義をシンプルな形と色で視覚化したもの。これだけの数の思想を一挙に見るだけでも刺激になるし、この哲学がどうしてこういうグラフィックになるのかを考えるのも楽しかった。なかにはニヤリとさせられる図柄もあった。禁欲主義とかリアリズムとか社会主義とか非決定論とか快楽主義とかフェミニズムとか。図柄を見て、何という主義かを当てるゲームとか出来そうだ。2016/01/08
mako
0
これおもしろい。哲学、その他世界を動かしてきた大きな考え、思想をグラフィックで示す。哲学→グラフィック。ただ、逆ではなかった。もしグラフィック→哲学もみたしていたら、もっと面白くて深いんだろな。デザインを勉強したものとして、ひとことどうしても言いたいのですが、「日本語訳が間違っていると思います。もしくは、原書の言葉がおかしいのか。」副題の日本語「哲学をデザインする」という言葉、これは、いただけない。本の内容と違う。「を」じゃない。意味が大きく違っちゃう、2016/01/29
syam
0
たまたま、クラウドファンディングの例と聞いて読んでみた。パターンはきれいだけど、これで理解したつもりになるのは無理だった。アートって難しいね。2015/12/25
Ny
0
哲学をデザインする、というサブタイトルのとおり、煩雑な思想概念をグラフィックスに凝縮させた本。合わせて、世界で今、もっとも重要と考えられているさまざまな「主義」が、端的な定義付けで学ぶことができる。眺めているだけでも、美しく面白い本である。2015/08/23