内容説明
運営現場のことばから読み解くプロジェクトの「育て方」。「やりっぱなし」にしないための理論がここにある。
目次
1 プロジェクトをはじめる(アートプロジェクトの運営;事務局3人組;適材適所 ほか)
2 プロジェクトをひろげる(パートナーを大切に!;ステークホルダー;アーティスト ほか)
3 プロジェクトをつづける(第3コーナー;アーカイブ;ルールとタグ ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Monty
1
アートに限らず、会社でのプロジェクト等の進め方の教科書にもなる💡仕事の流れが整理されているので、部下にもオススメしようと思います。もちろん、私も実践しながら。2023/06/08
cozy
1
地域づくり、多様なチームの連携、新しいプロジェクトの企画、などいろんなことに応用できるいい本だと思う。アートプロジェクトという、様々な関係者の間で事務局を行ってきた人たちだからこその、わかりやすい言葉。マニュアルではなく、ポイントを、シンプルに2ページごとに書いているから、考え方のヒントになる。 アートは、『新しい価値観の提案、ゆらぎの提示、問う眼差し、新しい世界を認識して生きるための眼差しを得る力、硬直している社会に対して疑問を突きつける、現代社会の変化への応答性を獲得するための一助になる』と共感する。2020/05/31
の
1
アートプロジェクトを運営する上で考えるべき問題点、知っておくべき方法論やノウハウを、アート・リサーチプログラムを運営する法人が示す。ビジネスのワークフローよろしく、PDCAサイクルの継続や地域密着型の企画、組織化した運営基盤と外部の人々との関わりなど、アーティストが忘れてしまいがちな社会性を見直す行為が具体的に解説される。利益追求団体の企業とは違い、アートプロジェクトは社会のなかでの価値はプロジェクト毎に異なるものの、まちなかで恒常的に活動するための「事務局」の改革は両者ともに重要なものである。2015/12/08