出版社内容情報
1 定義
2 コミュニティ
3 状況
4 会話
5 コラボレーション
6 敵対関係
7 パフォーマンス
8 ドキュメンテーション
9 超教育学という視点
10 熟練の解体と再構築
目次
1 定義
2 コミュニティ
3 状況
4 会話
5 コラボレーション
6 敵対関係
7 パフォーマンス
8 ドキュメンテーション
9 超教育学という視点
10 熟練の解体と再構築
著者等紹介
エルゲラ,パブロ[エルゲラ,パブロ] [Helguera,Pablo]
1971年メキシコシティ生まれ。アーティスト。グッゲンハイム、フランクリン・ファーナス、ABOG(ア・ブレイド・オブ・グラス)のフェローシップ、クリエイティブ・キャピタル、アート・マターズの助成金を獲得している。2011年には、イタリアのエミリア=ロマーニャ州議会から、第1回の「国際パーティシパトリー・アート賞」を受賞した。2007年よりMoMAの教育課において、アダルト&アカデミック・プログラムのディレクターを務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さのかずや
3
論文チックで使う言葉も難しく、かなり難しい内容だった。代理店などで行われているような、いわゆる「ソーシャルグッド」な広告・プロジェクトと、この「ソーシャリーエンゲイジドアート」の違いは、広告が問題の解決を目標にしているのに対し、こちらはあくまでもアートであるので、問題を拡張する・議論を呼び起こすことを目標にしていることである。ただどちらも「社会に対してどうアプローチするか」という方向性は同じであるので、共通点も数多くあるように感じた。もうちょっといろいろ分かってきてから読むと面白いのかも。2015/06/24
NARU
2
入門書の名前の通り、読みやすかったです。あまり驚くような内容はなかったけれど、ソーシャリーエンゲージドアートという新しい概念を初めて教えて頂くことができました。基本的に気をつけなければいけない観点が簡潔に漏れなくまとめられているので、今後是非実践に活かしていきたいと思っています。2018/09/30
KakeruA
2
耳障りの良い「ソーシャルグッド」な広告ではなく、社会と向き合い「光と影」を「ともに」描く芸術行為の入門書。政治的正義が求められがちな参加型アートとの違いがよくわかり、地域との向き合い方や関わり方の背景を理解することができる。2016/05/10
naoya_fujita
2
本当に使える本。論点や課題の提示もクリア。2016/03/30
hdk
1
社会、地域、住民と関わってアートを行う際、少しでもよりよいものにするためはどうすればよいのか。答えを導いていくための考え方を示している本。作品の制作などアートの論理を基盤に、社会学、教育、福祉などの分野にコミットし、更新していくためには、現場の行為なくしては成り立たない。アートの外部からのコミニティとともに成果を得るのは、とても大変な作業だ。様々なパターンがあるが、誰に対しどのようなシナリオで行うかを見極め対話を続けて共通理解や真実に到達し、協働がより有効なかたちで実現できる方法を選択する必要がある。2021/08/29