内容説明
従来の「ドキュメンタリー」の枠を超え、あらゆる物語創作に必須の有機的なプロセスと哲学、世界水準のノウハウを凝縮。押し付けず、嘘はつかず、世界で通用する、のめりこませる映像の撮り方とは。
目次
1 物語を理解すること(物語の基本;物語を見つける ほか)
2 物語を使いこなす(リサーチ;計画を立てる ほか)
3 ドキュメンタリー作家たちとの対話(ニック・フレイザー;アレックス・ギブニー ほか)
4 参考資料+作品リスト+あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
石臼
1
物語の構成要素や作り方については、月並みかやや軽めといった印象。インタビューの使い方や撮影上の注意など、映像を作るための注意事項が大部分を占める。2014/11/30
梅田
0
ドキュメンタリーの撮り方について企画段階から指南している本だが、いかんせん紹介されている既存作品がほとんど未邦訳のものばかりで全くイメージがわかない。なぜこれを訳したのか……。2017/02/11
笠井康平
0
神編集でしかなかった2016/05/07
りゅうた
0
本書は、テレビの報道現場を緻密な構成で描いた傑作ドキュメンタリー「さよならテレビ」の監督が、番組作りで参考にしたという。“物語”で必須となる「三幕構成」を論理的でかつ、具体的な作品を例に挙げて説明していく。私自身もテレビ番組の制作者として感覚的に分かっていたつもりだったが、より明快に理解できるようになった。ドキュメンタリーは、社会的な意義だけではなく、“物語”そのものの面白さにも価値を見出せると気づかせてくれた。ドキュメンタリーに限らず、映像で物語を伝えようと日々悩んでいる全ての制作者にオススメの一冊だ。2020/04/30
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