写真のキーコンセプト―現代写真の読み方

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  • サイズ A5判/ページ数 325p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784845910571
  • NDC分類 740
  • Cコード C0072

内容説明

歴史を整理し、理論を読み解き、ジャンルの観点から考えることで、「写真」という「行為」をめぐる重要な視点を掴む。いま写真を学びたい人、必携の一冊。各章ごとに、コンパクトに要点をあげた「章のまとめ」付き。「レポート・論文、授業でのディスカッションに役立つ質問集」付き。

目次

第1章 歴史
第2章 写真理論
第3章 ドキュメンタリーと物語
第4章 ポートレートを見る
第5章 風景の中で
第6章 静物のレトリック
第7章 アート・フォトグラフィー
第8章 グローバルな写真

著者等紹介

ベイト,デイヴィッド[ベイト,デイヴィッド][Bate,David]
写真家、写真理論。英国、ノッティンガムシャー生まれ。セントラル・ロンドン・ポリテクニック(現ウェストミンスター大学)の写真科で、映画と写真を学び、リーズ大学で芸術史を専攻し、グリゼルダ・ポロックの下博士号を取得。欧米の各地のギャラリー等で写真作品、ビデオを展示し、作家として活躍する一方、教育にも携わり、現在はウェストミンスター大学で写真研究の修士課程の主任を努める。なお、作家、教育者として、英国のコンセプチュアル・アーティスト、キース・アーナット、イヴ・ロマックス、カレン・クノールやドキュメンタリー写真家マーティン・パー、アンナ・フォックス他の多くの写真家やアーティストと共同活動を展開し、写真、アート、関連する文化的問題についての広範な執筆活動を行っている

犬伏雅一[イヌブセマサカズ]
1950年大阪生まれ。大阪芸術大学芸術学部(芸術計画学科)教授。映像論(写真理論、写真史)、視覚論、美学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ほじゅどー

10
★★★写真では、焦点は関連性や重要性を示す。ボケた対象は背景に追いやられ、ピントの合った対象は重要な存在となる。焦点の合った対象を見なさい(focusする)ということである。映画などで焦点を外す場合、登場人物の視点を通して「意識を失う」状態への移行を表す。薬での麻痺、夢想などである。ブレは運動を表す。2017/06/17

多聞

7
写真史、写真理論、写真の各ジャンル、アートと写真、写真のグローバル化という写真をめぐる重要なキーワードを、メディアとの関連性や精神分析、記号論などの切り口から考察したまさに教科書的かつ最良な一冊。写真を考え、向き合う上で力強い味方になるのは間違いない。2011/12/20

ひろ

2
写真学校の教科書として、制作の側ではなく鑑賞者と写真を取り巻く環境そのものについて概況を述べた本。この手の批評的な本久々に読んだが、置かれた文脈や鑑賞者の持つ知識によって写真の意味が変わる、といった当たり前のことがつらつら書かれたりもしている。見ることは支配欲に結びついている。鑑賞者の期待を裏切る写真こそ撮りたいが、そのような写真に鑑賞者の眼を留め置かせる強度はどのようにして獲得できるのかをこそ知りたい。この本は概況を述べているのみで「いかに状況を壊すか」は書かれてないのだ。あと誤植がとんでもなく多い。2020/03/31

ブルーマッチョ

0
わからない個所に出くわすと訳のせいにしてました。読み通すのにほんと苦労した。けど勉強になりました2011/12/01

はるか

0
おぉ和訳されてたんだ! 写真学徒は一冊持っとくといいんじゃないでしょうか。2013/05/12

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