内容説明
ギャグと狂熱の笑いに取り組んで競い合ったアメリカ漫画映画作家たちの興亡と変遷。
目次
A ミッキー・マウスの誕生
B ミッキー・マウス以前
C ウォルト・ディズニーの革命
D 戦時下のアニメーション
E それぞれの戦後
F 滅びゆくものと栄えるもの
著者等紹介
有馬哲夫[アリマテツオ]
東北大学大学院助教授を経て現在は早稲田大学社会科学部教授、専門はメディア論、アメリカ文化
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感想・レビュー
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富士さん
2
初めて読んだ時も高い密度にむせ返りそうでしたが、予備知識を得た今になって読むとまた格別でした。商業アニメの始まりからTVアニメの開始までを内容としていますが、すべての部分でアメリカローカルでない、商業アニメというものを考える上でとても示唆に富んだ知見に満ちています。日本では断片的にしか知りえなかったアメリカのアニメ史を、単著でここまで立体的に描いたというだけでも偉業であろうと思います。それにしても、外国人が文献を渉猟するだけでこれだけのものが書けてしまう、アメリカのアニメ史研究のレベルには感嘆します。2015/06/02
ナポレオン井上
0
意欲作で楽しめた。だけど間違いがかなり多いとのことなので、鵜呑みにはできなそう。誤植も多い。2020/06/13