セルジオ・レオーネ―西部劇神話を撃ったイタリアの悪童

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  • サイズ A5判/ページ数 597p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784845902347
  • NDC分類 778.237
  • Cコード C0074

内容説明

アメリカへの憧憬と幻滅。「大人の寓話」を語り続けたマカロニ・ウェスタンの巨匠の全貌。

目次

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ローマ
ロバートの息子、ボブ
ハリウッドをテヴェレ川に浮かべて
経済の奇跡『ロード島の要塞』
一握りのドル『荒野の用心棒』
もう少しのドルを『夕陽のガンマン』
いい奴、悪い奴、汚い奴『続・夕陽のガンマン』
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト『ウエスタン』
伏せていろ!『夕陽のギャングたち』
幕間
むかしむかし、アメリカで…『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』
ある映画

著者等紹介

フレイリング,クリストファー[フレイリング,クリストファー][Frayling,Christopher]
ロンドンにある王立美術大学の学長で、この学校の文化史教授でもある。歴史家、批評家であるとともに、放送関係の受賞歴もある

鬼塚大輔[オニズカダイスケ]
静岡英和学院大学人間社会学科教授/映画評論家。「キネマ旬報」他に執筆。ポップカルチャー学会会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Bo-he-mian

7
本書の著者クリストファー・フレイリングはイギリス王立アカデミーの学長を務め、「サー」の称号まで持っている人。ウンベルト・エーコとも同レベルで対談ができるほどの超・知識人である。そんなスゴい人がなぜ・・・?と思うかもしれないが、彼のもうひとつの顔は「B級アクション映画マニア」なのである(笑)。要するにアラマタ先生みたいな人(こっちは「オカルトマニア」だけど)なのよ。で、そんな方がレオーネについて書いている訳だから、当然そんじょそこいらの映画評論家が束になっても敵わないようなスゴい人物伝になっているのです。2018/01/08

c

3
「西部劇が世界中で大成功を収めたのは主人公が悪ふざけをするからだ」理屈とも言えないこの理屈を肯定出来る人間がどれほどいるのだろう。ただ疑いないのは、この本の巻末でレオーネの子として列挙されているジョン・カーペンター、クエンティン・タランティーノ、サム・ペキンパー、ジョン・ウーといった監督たちの作品には、この言葉が理屈ではなく、精神性として受け継がれているということ。この系譜には更に、三池崇史やジョニー・トーを付け加えてもいい。極言するなら、レオーネの言葉を敷衍させる限り全ての映画が西部劇足り得るのである。2014/05/03

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