内容説明
挑戦し続けるドリーム・メーカー!25人の監督術。脚本、撮影から編集、音楽まで、製作プロセスに沿って、映画監督に必要なすべてを実践講義する。
目次
まえがき 映画監督の仕事とは?
1 どうやって監督になったのか?
2 脚本を書く
3 製作準備を始める
4 製作に取り組む
5 ポスト・プロダクションの作業
6 最高なこと、最悪なこと
7 監督になるために必要なものは何か?―エリア・カザン講演
8 バイオグラフィ
著者等紹介
水原文人[ミズハラフミト]
映画批評。早稲田大学文学部、南カリフォルニア大学映画テレビジョン学部で映画史、映画製作を学ぶ。早稲田大学大学院修士課程修了。現在『プレミア』日本版、『中央公論』などに定期的に執筆中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こうすけ
6
カメラマン、編集者、脚本家など、こういう映画人の本は好きでよく読むのだけど、実は監督の話が一番グッと来ない。 総合的な判断を下す立場であり、決して手に職があるわけではないからだろう。 例えばあるベテランカメラマンが、レンズの選び方やライトの当て方、色や質感の出し方をひたすら語っている言葉から、自然とその人の哲学が透けて見えてくる、みたいなことは、監督を取り扱ったこの本ではあまりない。監督の本は、仕事論より半生記の方が面白い。 この手の本では、サウンドデザイナーのものをぜひ読んでみたい。2020/04/23
saladin
0
2001年と少々古い。が、スピルバーグ、ゼメキス、タランティーノなど計25人の、いずれ劣らぬ巨匠たちばかりが取り上げられたインタビュー集である。映画制作のプロセスごとに再構成されているので、気になるところから読めばよい。正直、実際の映画制作に役立つかといえば、各々千差万別の意見でなんとも…。ただ、映画を愛して止まないことだけは共通している。イーストウッドが「本当にこんなもの見たいと思う人間がいるのだろうか? と思ってしまう瞬間がある」などと率直に語っていたりして、映画に興味がある人には楽しめるだろう。2016/07/18
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