出版社内容情報
崗田屋愉一が開拓する、時代劇画の新時代。
一刀流の剣客・関口雄介は、とある偶然をきっかけに雲霧一党の名古屋での盗人宿を突き止める。情報提供を受けた安部式部は、ただちに火盗改メの精鋭を名古屋へ派遣。一方、仁左衛門も盗人宿を探る関口の存在を把握し動き出す。
そして、状況にさらなる混乱をもたらす者が現れる。
天下の大盗賊・雲霧仁左衛門一党と特別警察・火付盗賊改方の熾烈なる攻防。池波正太郎の傑作小説を時代劇画の名手がコミカライズ！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
JACK
10
☆ 江戸で有名な盗賊、雲霧一党の5名が火盗改メに捕らえられ、雲霧は窮地に立たされていた。火盗改メの拷問に耐え、役宅から逃げ出した六之助だったが、お頭から叱責され、幹部の座を追われてしまう。江戸での取締が厳しくなったため、雲霧一党は盗みの場を名古屋へと変えるが、その盗みの準備には僅かな隙が生じているのだった…。お頭の緻密な計画に少しずつ狂いが生じていく様に引き込まれます。2023/10/08
さとみん
10
雲霧一味の綻びが広がってきた。一つ一つは些細なことで、若さゆえの自信過剰、人間同士の相性、人繰りのタイミングなどなど。勢いがあるときはこうした綻びも不思議と補えるものだが、それが補えず綻びに繋がっている今は天運を失っているように思える。逆に流れが来ているように見える火盗改メ。先が気になるが、このコミカライズが楽しいのでネタバレは踏まずに続きを待つ。2023/09/30
YS-56
3
強く願ったのはどちらか。人の縁は大事にすべきだね。2023/10/01
灯子
2
昔小説版を読んだはずなんだけどすっかり忘れていてヒヤヒヤする！続きが気になってしまうので読み返すか、全てを忘れたまま次巻を待つか、どうしよう2023/09/28
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