感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みやしん
9
理解できたようで全く理解できていないんだろうなあ。脳内フレンドに自分の存在を証明させる不可思議さよ。恋愛は進展したって事でよろしいんですよね?某二十年くらい昔のラノベに主食が文学(読むことで栄養に変換できる種族)ってヒロインがいたのを思い出した。告白された瞬間だけ真の姿に戻った。2021/10/09
CCC
8
やっぱり面白い。物語における恋愛要素の扱いについての話や、他者の存在証明に近いことをやっているあたりが特に好き。環境文学の部分での日常言語の掘り下げも良かった。2022/12/01
うさみP
8
言葉を扱わない生活なんてない。最先端文学(擬人化)少女。文学とお酒と鮭。とある日の晩酌かな?言葉(コード)は高度なコード。人間だけが電気信号で稼動する『言葉の機械』を使いこなす。言葉では、水を掬えないし、石も砕けないけど、人を恋させる事ができる。もちろん殺す事も。言葉下だった交際が、言葉上の交際になる。モノローグとは自慰なんだよ。文学人妻・・・。今日も児玉さんの言葉を勝手に使っています。本当にごめんなさい。2021/08/02
nas
6
ここで完結かと思いきやまだ続いてるっぽいな。どこまでが現実なのかわからなくなる独特な漫画だけどやっぱこの雰囲気が気になるし好きだわ2024/12/18
s_s
6
「ぶんがくの ちからって すげー!」と思う、シリーズ第3巻。言葉の力とその可能性や広がりを垣間見せてくれるのが心地良い。想像力に伴う言葉の数々は人の心を救い、時には本能に働きかけて人を呪い殺す道具にさえなる。読んでいると『虐殺器官』を思い出しますね。高度なコード。意味を持った音の響き、紙に落ちたインクの染み、愛すべき隣人でありながら畏怖の対象でもある言葉の世界。「言葉は人の心に効くわ 人の心にしか効かないけど」って、一回言ってみたいな。表紙の児玉さんをかわいいと思ってしまうのも文学ってやつの仕業なんだ…。2022/01/12
-
- 和書
- 関取になれなかった男たち